年老いた珈琲豆焙煎屋のブログ

コーヒー情報記事を専門にエントリーしているブログです。年老いた珈琲豆焙煎屋の稼ぎ頭のブログです。

コーヒーの新しい波、ナノロースター(Nano-Roaster)増殖中

北米大陸でコーヒー豆焙煎事業者向け隔月刊雑誌「ローストマガジン」を発行しているローストマガジン社は、自社で主催する『今年のロースター大賞」的なコンテストの対象となるコーヒー豆焙煎事業者を、年間コーヒー豆焙煎量45トン以上をラージロースター…

アメリカと日本のフレーバーコーヒー豆市場事情

アメリカの家庭用コーヒー豆市場ですが、全販売量の30%がフレーバーコーヒー豆とのことです。(2010年の統計で) で、当然の事、大中小零細のロースターさん(焙煎屋さん)が、フレーバーコーヒー豆を製造しています。 2000年代のアメリカでは、毎年…

コーヒー味わいの「こつ」

『コーヒー味わいの「こつ」』は、1996年3月に初版が発売されたコーヒー本です。作者は田口護さん、出版社は柴田書店です。エカワ珈琲店は20年前(1996年の春)、この本を購入して、何度か読み返しています。 10数年前、何度目かで読み返した時、…

エカワ珈琲店がブラックコーヒーを好きな理由

ブラックコーヒーとホワイトコーヒーという言葉があります。 淹れたコーヒーにミルクや砂糖などの添加物を添加しないで、そのまま味わうコーヒーをブラックコーヒーと呼んでいます。 淹れたコーヒーにミルクやクリームなどの添加物を添加することで、そのコ…

我が輩は珈琲博士、笑いと科学のスペシャルブレンド

「我が輩は珈琲博士、笑いと科学のスペシャルブレンド」という本ですが、エカワ珈琲店のアマゾンアソシエイト経由で、今年(2016年)に入ってから2冊売れています。 本の著者は、「ハトを寄せ付けない銅像の化学的研究」でイグ・ノーベル賞を授賞された元…

焙煎コーヒー豆業務卸事業者(ロースター)の役割

業務用レギュラーコーヒー豆の卸売り(ロースター)業界ですが、全国展開しているロースター企業と地域に拠点を持つ中小ロースター会社の格差が、急速に拡大しているように感じられます。 生き残りをかけたロースター企業・会社間の競争が行われていて、中小ロ…

焙煎コーヒー豆の賞味期間

焙煎したコーヒー豆の賞味期限には、「腐敗していないという意味での賞味期限」と「コーヒーの香味を楽しむための賞味期限」があると考えています。 焙煎コーヒー豆は、包装(保存)状態が適正なら、なかなか腐敗しないはずです。ですから、「腐敗していないと…

コーヒーメーカーで美味しいコーヒーを淹れる方法

コーヒーを淹れる方法ですが、エスプレッソ、フレンチプレス、サイフォン、コーヒーメーカー、ハンドドリップと幾つかの淹れ方があります。 その中で、コーヒーメーカーやハンドドリップでコーヒーを淹れる方法が、コーヒーを淹れるのに最も適した淹れ方だと…

スターバックスリザーブロースタリーと「煎りたて、新鮮、香りの良い焙煎コーヒー豆文化」

スターバックスコーヒーがシアトルに2014年オープンした、珈琲のテーマパーク「Starbucks Reserve Roastery(スターバックスリザーブロースタリー)」が好評で、現在(2016年)、ニューヨークと上海で、新たに「Starbucks Reserve Roastery(スターバック…

コーヒーネットワーク(兼松)が、スペシャルティーコーヒーに準ずる品質のコーヒー生豆の取り扱いも開始してくれました【2016年から】

兼松株式会社(総合商社)が運営管理するCoffee Network は、これまでのスペシャリティーコーヒー生豆に加えて、コモディティータイプのコーヒー生豆も取り扱うと伝えています。

コーヒー生産地での現地焙煎の動向、包装保存技術が進歩すればコーヒー豆生産地での焙煎も可能になる

インドネシア産のコーヒー生豆(アラビカ)価格ですが、数年前とくらべると2倍くらいにまで上昇しています。 中南米やアフリカの農園で生産されるスペシャリティーコーヒー生豆の価格も上昇を続けているのですが、それ以上の勢いで上昇していると感じています…

営業の神様が闊歩していた時代から、ブランドが闊歩する時代へ様変わりしている

1980年代の中頃を頂点として、喫茶店ビジネスの衰退がはじまりました。 喫茶店ビジネスの成長と同期して成長を続けていた業務卸専門のコーヒー豆焙煎事業者は、1990年代に入ると、喫茶店向け業務卸の減少分をカバーするために、それまで営業の対象外…

コーヒー生豆の生産

コーヒー豆は、エチオピアを原産地とするアカネ科コーヒーノキに成る果実の種です。 多くの国々では、労働集約型の手作業でコーヒー果実を摘み取る作業を行っていますが、ブラジルの農場のように比較的平坦で大きな農場では、コーヒー果実の収穫は機械化され…

スペシャリティーコーヒー/Specialty coffee

スペシャリティーコーヒーという言葉は、1974年、サンフランシスコでコーヒー会社を経営しているエルナ・クヌッセン(Erna Knutsen)女史が、「ティー&コーヒートレイドジャーナル」の特集記事で使用したのが最初だと、ウィキペディアのSpecialty coffe…

コーヒーノキの栽培

『コーヒーノキの栽培』では、「コーヒーを生物学的に/コーヒーバイオロジー」「コーヒーノキの栽培について/アラビカ種とロブスタ種」、「コーヒーノキの栽培方法と環境」と、エカワ珈琲店はこのように理解しているというタイプの3つの記事を掲載してい…