糖類を加熱すると、摂氏130度くらいから加熱分解が始まって、転化糖と呼ばれるブドウ糖や果糖の混合物を生成します。 摂氏150度以上になると、相当に速いスピードで転化が進行して、5-オキシメチルフルフラールの生成量が増えて黄味を帯びてきます。…
NOTEに有料記事「ハンドドリップでコーヒーを淹れる時の物理化学的プロセス」を投稿しました。4か月半ぶりです。 約8200字です。300円で販売しています。
シアトル式深煎りコーヒー豆を焙煎する時には、頭に色彩豊かなバンダナを巻くのだそうです。 エカワ珈琲店式焙煎では、中煎りコーヒー豆を焙煎する時も深煎りコーヒー豆を焙煎する時も、頭には何もかぶらず、何も巻きません。
淹れた(醸造した)コーヒーの成分量は、焙煎の程度、粉砕の粒度、コーヒー成分の一つである炭水化物が加水分解される程度によって変化すると考えられています。また、コーヒーの淹れ方(醸造方法)が変われば、焙煎コーヒー豆の挽き具合も変える必要があります。
現在はレギュラーコーヒー全盛の時代で、インスタントコーヒーは時代遅れの飲み物だと思い込んでいたのですが、2009年~2016年にかけて、全世界のインスタントコーヒー消費は3.6%伸びているそうです。
年老いた珈琲豆焙煎屋、がサードウェーブコーヒー(コーヒー第3の波)という言葉を初めて知ったのは、日経MJの特集記事(2010年7月30日の特集記事)を読んだ時でした。 当時、アメリカでサードウェーブコーヒー系コーヒー会社の活躍が話題になっていたの…
生産者が収穫した赤く熟したコーヒーの果実は、何ヶ月かの時と幾つもの工程を経て、1杯のコーヒーとなります。その過程を簡単に辿ってみました。 店で売られている焙煎したコーヒー豆は、アカネ科コフィア属の木になっている、赤く完熟した果実の種子(タネ)…
地域を拠点とする珈琲屋だから供給できる「煎りたて、新鮮な」スペシャリティー(orグルメ)コーヒーですが、高付加価値で成長が見込めるコーヒーの有望ニッチ市場なのだと思います。
エカワ珈琲店で焙煎加工する焙煎コーヒー豆の「苦味」成分、その主体はクロロゲン酸ラクトンです。そして、「甘味」成分はと言うと・・・・・。 ということで、『コーヒーを飲んだ時に感じる「甘味」についてのエカワ珈琲店の考察』という有料記事をnoteに投…
世界最大の食品企業で、世界最大のコーヒー企業でもあるスイスに本拠を置く多国籍業ネスレが、アメリカ西海岸を本拠としていて、アメリカで20数店舗、日本で数店舗を展開するサードウェーブ系コーヒーチェーン「ブルーボトルコーヒー」の株式約68%を約…
焙煎コーヒー豆をそのまま使ってコーヒーを淹れるのは、技術的にまず無理だと思います。ですから、焙煎コーヒー豆からコーヒーの香味を取り出すためには、何とかして焙煎コーヒー豆を粉砕する必要があります。
アメリカの喫茶店・レストラン業界ですが、この10年でアイスコーヒー需要が2倍に、冷水にコーヒー粉を浸漬させて約12時間を費やして淹れるコールドブリューコーヒー(水出しコーヒー)の需要は、2010年代に入ってから現在まで4倍近く増えているとい…
「石の上にも3年」という諺、3年間コツコツと同じような努力を繰り返していると、何れその物事を成すことができるという意味ではなくて、3年ダメだったらあきらめるという意味だと解釈しています。
コーヒーは嗜好品ですから、人それぞれで好みが違います。ですから、旅先で自分好みのコーヒーに出合うのは至難の技だと思います。 その解決方法として、贔屓にしているコーヒー豆自家焙煎店の焙煎コーヒー豆を持って旅に出るという方法があります。 という…
何故、大手のオフィスコーヒー専門会社の進出によって、我がエカワ珈琲店が、事業所(オフィス)向けのコーヒー豆配達業務から弾き飛ばされてしまったのか、整理整頓しておくことにします。(失敗の研究です)