年老いた珈琲豆焙煎屋のブログ

コーヒー情報記事を専門にエントリーしているブログです。年老いた珈琲豆焙煎屋の稼ぎ頭のブログです。

20世紀版、エカワ珈琲店の珈琲読本、(第8章)コーヒー豆焙煎中の組織変化と焙煎度

コーヒー豆の焙煎工程でのコーヒー豆組織は、ほとんど秒単位で変化していると言われています。 ですから、コーヒー生豆の種類や特徴、また焙煎したコーヒー豆の使用方法の違いによって、適切な焙煎度合(煎り具合)を設定する必要があると思っています。 その…

序説、コーヒー豆の自家焙煎

「序説、コーヒー豆の自家焙煎」は、年老いた珈琲豆焙煎屋が、キンドルでセルフ出版した4冊目の電子書籍です。 年老いた珈琲豆焙煎屋のペンネームで出版する3冊目の電子書籍で、2023年6月30日あたりから販売を開始しています。 電子書籍「序説、コ…

20世紀版、エカワ珈琲店の珈琲読本、(第7章)コーヒー豆の焙煎

生産地にて精製加工処理されたコーヒー生豆を、コーヒーを淹れるのに使われている焙煎コーヒー豆に品質変換させる操作技術がコーヒー豆の焙煎だと理解しています。 最高品質のコーヒー生豆が、未熟な焙煎技術によって品質の悪い焙煎コーヒー豆に変身すること…

20世紀版、エカワ珈琲店の珈琲読本、(第6章)コーヒーの成分と味

コーヒー生豆の状態では味も香りも無いのですが、焙煎という加熱操作を経過することで、コーヒー特有の色、香り、味が出来上がります。 コーヒー生豆の色々な成分が、個々に、あるいは成分同士が熱によって連続的に複雑な化学反応を起こすことで、コーヒー特…

20世紀版、エカワ珈琲店の珈琲読本、(第5章)コーヒー生豆の成分

コーヒー生豆は農産物ですから、それぞれのコーヒー豆に含まれている、それぞれの成分量は異なっていても、コーヒー生豆を構成している成分の種類については、ほぼ同じだと思っています。 しかし、コーヒー豆の自家焙煎は、コーヒー生豆を自家焙煎コーヒー豆…

コーヒー炭素病(コーヒーベリー病)/Coffee Berry Disease

コーヒー炭そ病(コーヒーベリー病) | Coffee Berry Diseaseは、コーヒーの果実の病気だと理解しています。 コーヒー炭そ病の病原菌は、Colletotrichum coffeanum var.virulans(コレトトリクム・コフェアヌム・バラエテイー・ビルランス)だとされています。 …

コーヒー豆自家焙煎店とクラフトコーヒーの業務卸

エカワ珈琲店(店主は年老いた珈琲豆焙煎屋)は、店主の年齢が年齢(71歳)ですから、今はもう自家焙煎コーヒー豆の業務卸には興味が無くなっていて、自家焙煎コーヒー豆の小売だけの身の丈に合った商売を続けています。 しかし、65歳以下の現役世代が店主を…

田口護のスペシャルティーコーヒー大全、知識編と技術・実践編

年老いた珈琲豆焙煎屋は、キンドル・アンリミテッドの会員になっています。 『田口護のスペシャルティーコーヒー大全、知識編』と『田口護のスペシャルティーコーヒー大全、技術・実践編』のどちらも、無料レンタルして読む事ができます。 2冊で2500円…

Coffee Fanatic 三神のスペシャルティコーヒー攻略本 “コーヒー・ファナティクス”(概論/焙煎/抽出)

『Coffee Fanatic 三神のスペシャルティコーヒー攻略本 “コーヒー・ファナティクス”(概論/焙煎/抽出)』、この本の著者は三神亮さんです。 三神亮さんは、コーヒー専門商社「ワタル」の元社員で、ワタルでは、コーヒー生豆営業、生産地訪問、品評会の審査…

街角の小さなコーヒー豆自家焙煎店のスペシャルティーコーヒーマーケティング

コーヒー豆自家焙煎店が、スペシャルティーコーヒー生豆を原料に使っているというだけで商売が成り立ったのは、もう数年前の出来事だと認識しています。 コーヒー豆自家焙煎店が、スペシャルティーコーヒー生豆かそれに準ずる品質を持つコーヒー生豆を原料に…

コーヒーの語源と大雑把な歴史

コーヒー発見の物語は、1000年以上前にさかのぼると年老いた珈琲豆焙煎屋は理解しています。 そして、人類は、16世紀頃から着実にコーヒーを楽しむようになって行ったと考えています。

ベーシックテイスト(Basic Tastes)=味覚の基本味

ベーシックテイスト(Basic Tastes)、日本語では味覚の基本味。味覚には、甘味・塩味・酸味・苦味・うま味の5つの基本味があります。 辛味や渋味も、広い意味では味だとされているのですが、味覚器が刺激されて生じる味では無くて、舌の上の痛覚が刺激されて…

地域に個人経営の小さな喫茶店が存在することのメリット

有名ブランド(例えばスータバックスコーヒーやこめだ珈琲店)の喫茶店チェーンは、日本全国どの街の店でも、スポットライトを受けて消費者の注目を集めています。 一方、個人経営の喫茶店の場合、スポットライトを受けることが稀(まれ)なので、消費者に注目さ…

彼女の喫茶店、純喫茶コロナ繁盛記~ある昭和の喫茶店の物語~【キンドルでセルフ出版】

和歌山市の小さなコーヒー豆自家焙煎店「エカワ珈琲店」の歴史は、昭和30年の秋に和歌山市の県庁の近くで開業した小さな喫茶店「純喫茶コロナ」から始まっています。 昭和30年(1955年)からなので、2023年の今まで、エカワ珈琲店は『コーヒーと共…

田舎の小さなコーヒー豆自家焙煎店のおやじがコーヒー豆の自家焙煎について語ります【キンドルでセルフ出版 】

年老いた珈琲豆焙煎屋が、「キンドルダイレクトパブリッシング」を利用してセルフ出版した2冊目の電子書籍で、2023年4月12日から販売を開始しています。 販売価格は250円ですが、もちろん、キンドルアンリミテッドにも登録しているので、アンリミ…

『田舎の小さなコーヒー豆自家焙煎店のおやじがコーヒー豆の自家焙煎について語ります』の目次

エカワ珈琲店などのコーヒー豆自家焙煎店が使っている小型生産用コーヒー豆焙煎機ですが、2つの問題を持っているのだと思います。

インスタントコーヒー=ソリュブルコーヒー

インスタントコーヒーは、一般的に、「お湯を注ぐとすぐ飲めるコーヒー」で、手間をかけずにコーヒーを簡単に作ってすぐに飲みたい消費者向けに販売されています。 ソリュブルとは、「可溶性」を意味する英語で、インスタントコーヒーと同じ意味で使われてい…

2023年4月現在、ニューヨークを中心に急成長している2020年8月創業の喫茶店チェーン、ブランクストリートコーヒー(blank street coffee)

2020年8月、新型コロナウィルスパンデミックの真っ最中、ニューヨーク市のウィリアムズバーグで創業したのが、ブランクストリートコーヒー(blank street coffee)です。 窓売り専門の喫茶店やコンパクトな店舗の喫茶店を展開している喫茶店チェーンで、…

レギュラーコーヒーとクラフトコーヒー(自家焙煎コーヒー豆)、価格と利益率の上限値を考えてみました

去年の秋あたりから、食品スーパーで買い物をするたびに食品価格が値上がりしているのを実感しています。食品スーパーで売っているレギュラーコーヒー(焙煎したコーヒー豆)の価格も例外では無いようです。もちろん、流通範囲が限られているクラフトコーヒー(…

ロートルなコーヒー豆自家焙煎店は、クラフトコーヒーをその価値を認めてくれる消費者にだけ買ってもらっています

レギュラーコーヒー豆とは、マスマーケットのお客さん向けに販売されていて、スーパーマーケットやコンビニエンスストアーで気軽に購入できる焙煎したコーヒー豆だと、年老いた珈琲豆焙煎屋は勝手に理解しています。 年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦が細々と二人だ…

20世紀版、エカワ珈琲店の珈琲読本、(第4章)コーヒー豆の生産国、認証、保蔵【後編】

『20世紀版、エカワ珈琲店の珈琲読本、(第4章)コーヒー豆の生産国、認証、保蔵【後編】』では、21世紀に入ってから注目されている、フェアトレード団体、環境保護団体の認証コーヒーや、コーヒー生豆のエイジングについて触れています。 【目次】 【2…

20世紀版、エカワ珈琲店の珈琲読本、(第4章)コーヒー豆の生産国、認証、保蔵【前編】

コーヒーノキの栽培は、気温、降水量、土壌をはじめ、色々な条件が揃っていることが必要だと言われています。 その必要条件を満たす地域が、赤道を中心に北緯25度、南緯25度の環状地帯(コーヒーベルト)に位置している国々のコーヒー農園なのだと思います…

コーヒーのグローバルパラドックス、コーヒー生豆はグローバル商品で自家焙煎コーヒー豆はローカル商品

焙煎コーヒー豆の原料であるコーヒー生豆は、南北回帰線の内側の熱帯地域に位置する国々で生産されて、世界中の国々(コーヒー消費地)に輸出されていて、石油に次ぐ貿易商品だと言われています。 乾燥処理されて輸出されるコーヒー生豆は、長期間の保存・保管…

冷こお物語、関西ではアイスコーヒーをレイコーと呼んでいた

昭和の時代、関西地方の喫茶店では、「冷たいコーヒー(アイスコーヒー)」を冷こお(レイコー)と呼んでいました。現在、アイスコーヒーといえば、淹れたてのコーヒーを氷で冷やすタイプがほとんどですが、昭和の時代の冷こお(レイコー)は、事前に作り置きして…

20世紀版、エカワ珈琲店の珈琲読本、(第2章)コーヒーの栽培と収穫【後編】

種子を播いてからコーヒーノキが成長して結実するまでに約4年、それ以降、収穫が始まって6年目~10年目くらいが収穫のピークで、15年~20年くらいは一定の収穫が可能だといわれています。 当然のことですが、その間、剪定、整枝、施肥、病害虫防除、…

【20世紀版】エカワ珈琲店の珈琲読本、第2章コーヒーの栽培と収穫【前遍】

種子を播いてからコーヒーノキが成長して結実するまでに約4年、それ以降、収穫が始まって6年目~10年目くらいが収穫のピークで、15年~20年くらいは一定の収穫が可能だといわれています。 当然のことですが、その間、剪定、整枝、施肥、病害虫防除、…

平成版、コーヒーの基礎知識、【第1章】コーヒーノキ

コーヒーは、南北回帰線の内側の70か国以上の国々で生産されています。 世界の国々の3分の1の国が、第1次産品であるコーヒー豆を生産しています。 コーヒーには、それだけの需要が存在しているということになります。 アルコール飲料を除く世界の三大嗜…

20世紀版、エカワ珈琲店の珈琲読本(第3章)コーヒー生豆の精製と出荷【後編】

コーヒーノキの栽培条件や収穫時期、また、コーヒー豆がどのように精製処理されたかは、コーヒー豆の品質価値を大きく左右する要因だと言われています。 特に、コーヒー豆精製工程での品質管理は、消費者が飲む一杯のコーヒーの香味を大きく左右するとも言わ…

20世紀版、エカワ珈琲店の珈琲読本(第3章)コーヒー生豆の精製と出荷【前遍】

コーヒーノキの栽培条件や収穫時期、また、コーヒー豆がどのように精製処理されたかは、コーヒー豆の品質価値を大きく左右する要因だと言われています。 特に、コーヒー豆精製工程での品質管理は、消費者が飲む一杯のコーヒーの香味を大きく左右するとも言わ…

焙煎コーヒー豆は豆のままで保存しておいて、コーヒーを淹れる直前に挽くのがベスト

焙煎して1週間(長くて10日くらい)以内の自家焙煎コーヒー豆を購入して、日の当たらない場所にて密閉容器で適正に保管しておいて、コーヒーを淹れる直前に自家焙煎コーヒー豆を適正に(コーヒーの淹れ方に合わせたサイズに)粉砕して、使用する水の比率に適…