エカワ珈琲店のブログ

和歌山市で営業している珈琲屋の雑話です

 
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売上税の価格転嫁も品質転嫁も

  

   

 

 

ある日突然、10%の売上税が徴収されるということになったとして、税金分のコストを吸収するという単純な理由だけで、商品やサービスの価格を引き上げることができるのだろうかと、最近、考えることがあります。
 
競争相手が商品やサービスの価格を引き上げていないという事実があるにも関わらず、何のダメージも受けずに、自分たちだけが商品やサービスの価格を引き上げる方法何てあるのだろうかと考えるわけです。

 
価格を値上げしたとして、提供する商品やサービスに対する品質保証、素晴らしいデザイン、懸賞や無料のおまけと、どのような顧客サービスを実施すれば、これまでのマーケットシェアーを維持できるのだろうかと考えてみるわけです。
 
10%の売上税を商品価格に上乗せできる小規模な事業者など、まず皆無なのだと思います。
上乗せ可能な事業者は、独占的な商売を営んでいる事業者か行政や社会制度によって価格が統制されている事業者だけなのだと思います。
 
中小零細の商売人のほとんどは、ギリギリのところで商売を営んでいるのだと思います。
ある日突然、10%の売上税を支払う必要が発生したとすれば、生き残るためには10%のコストを削減する必要性が出てきます。
 
で、価格をそのままにして、儲けを出すためにコストを10%削減した商品やサービスを提供したとしたら、今までどおりお客さんに受け入れてもらえるだろうかと考えると、経験から、それはまず有り得無いことだと思います。
 
売上税のコストを価格転嫁して値上げすることも、値上げせずに売上税のコストを回収する目的で商品・サービスの品質を低下させることも、どちらも商売に悪い影響を与える可能性が高いわけです。
商売がスムーズに運ばなくなってしまって、コストが増大して、売上が減少するという可能性も高くなります。
ということで、売上税10%分のコストは、価格転嫁と品質転嫁以外の部分で回収する努力が必要なのだと思います。

 

エカワ珈琲店の年間は売り上げは1000万円以下ですから、売上税の支払い義務は発生しないのですが、売上が急回復して1000万円を突破することがあるかもしれません。

その時にそなえて、売上税(消費税)が関係するマーケティングの学習も必要だと考えている今日この頃です。

 
【参考】

Seth's Blog: Raise and lower (more for less)