エカワ珈琲店のブログ

和歌山市で営業している珈琲屋の雑話です

 
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すぐに興味が移り変る時代

 

一世代前、一度注目を浴びると、その注目は長期間続きました。
スティック状の宇宙食やバットマンの愛車やギリガン島が、長期間、アメリカの人たちの間で話題になっていました。
大ヒットした映画や音楽、本などは、何ヶ月も、あるいは何年も、ヒットチャートやベストセラーリストにランキングされていました。


今日、インターネットビデオに対する興味、投資の対象に対する興味、あるいは政治の対象に対する興味の持続期間は、1週間、あるいは数日くらいなのかもしれません。
映画や音楽、本、テレビ番組についても、日々、人々の興味は移り変わっています。
 
新しいモノに興味を持つ人たちが、文化の基礎を変えて行きます。
一世代前と違って今日では、新しいモノに興味を持つ人たちが、ものすごい勢いで増加しています。
その結果、何か新しいモノに対する欲望が、ものすごい勢いで、まるでパニックのように増加を続けています。
 
昨日の出来事は百万年前の出来事、明日の出来事はすでにここに存在しているという状況で、新しいモノのラッシュ状態が続いています。
それは、私たちの受け入れ能力をはるかにオーバーしています。
ですから、「あるモノ」が少しでも私たちの興味を満たすことができなくなれば、私たちは「あるモノ」の終了を宣言することになります。
そして、私たちの興味は、他の何か新しいモノに移って行きます。
 
新しいモノを作るビジネスに携わっている人たちには、今日の状況は、一つのチャンスなのかもしれません。
何故なら、新しいモノを売り込むのが、一世代前よりもより容易になっているからです。
 
しかし、それには相当な代償が伴います。
新しいモノを売り込むのに成功したとしても、すぐに飽かれてしまいますから、次から次に新しいモノを作り出すことが必要となります。
新しいモノを売り込むビジネスのサイクルは、すばやい競争が必要な急傾斜のサイクルです。
そのようなサイクルのビジネスは、零細生業の独立商人には不向きなのだと思います。
 
エカワ珈琲店のような零細生業の独立商人は、ゆるやかな円弧を描くサイクルのビジネスを構築するべきだと思っています。
首尾一貫して一つの仕事に注目することで、長期的な変化を作り出すことができるかもしれません。
単に目立っているだけの新しいモノでは無い何か、それを作り出す努力が必要なのかもしれません。
 
セスゴーディンさんのブログ記事『Seth's Blog: The decline of fascination and the rise in ennui』を読んで、重要なのは、常に社会的に有用な方向に、常に社会的に受け入れられる方向に変化する努力を続けることだと考えるようになりました。