エカワ珈琲店のブログ

和歌山市で営業している珈琲屋の雑話です

 
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抜き打ち解散とバカヤロー解散

【クローズアップ】 

 

コーヒー豆自家焙煎店経営

 

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昭和21年5月、鳩山一郎自由党総裁が官職を追放され、その直後に、第1次吉田茂内閣が成立してから、昭和29年12月、追放が解除されて政界に復帰していた鳩山一郎民主党総裁に政権を譲り渡すまで、昭和22年5月に成立した片山内閣、昭和23年3月から10月までの芦田内閣の時代を除いて、10年近く、日本の政治を指導してきたのが、吉田茂首相です。

 
その間、数回内閣が更迭されて、そのたびに総選挙が実施されています。
とくに、昭和27年8月から翌年の3月の間に、2度、国会が解散されて、総選挙が実施されました。 
 
昭和27年8月28日の解散は、『抜き打ち解散』、翌年3月14日の解散は、『バカヤロー解散』と呼ばれています。
 
第3次吉田内閣の時、幹事長の職にあった増田甲子七(かねしち)議員が、昭和27年6月末に辞任、後任の幹事長に福永健司(けんじ)議員が指名されたことで、政権党である自由党の党内抗争が激化していました。
 
政界に復帰していた鳩山一郎議員は6月27日、記者団に『吉田内閣の命脈はつきた、もはや解散よりほかなし』と語っていました。
 
そのような状態を打開するために、昭和27年8月28日、第14回国会が召集されると同時に、吉田首相は、国会を抜き打ち的に解散してしまいました。
 
独立後最初の総選挙は、10月1日に実施されて、自由党が過半数を制しました。
しかし、政局は安定せず、自由党内での抗争は、そのまま続いていました。
 
昭和27年11月27日、左派社会党議員の中小企業対策に対する質問で、池田勇人通産大臣が、『インフレ経済から安定経済に向うとき、経済の原則に違反して、不当な投機をした人が、5人や10人倒産しても致し方ない』と答弁したことから、国会が紛糾して、通産大臣の不信任案が提出されて、与党自由党の内部分裂の結果、不信任案は可決されてしまいました。
 
そして、翌28年2月28日、今度は吉田首相が、右派社会党の西村栄一議員の質問で、言い争いになって、西村議員に対して、『バカヤロー』という暴言を吐いてしまいました。
 
この失言、あとから取り消したのですが、懲罰動議が提出されて、これも自由党内の内部分裂が影響して、可決されてしまいました。
 
その後、自由党内で本格的な抗争が起こり、野党による内閣不信任案の提出、反吉田派の自由党脱党、不信任案の可決、憲法第69条に基づく国会の解散と続きます。
これが、有名な『バカヤロー解散』の顛末です。
 
4月19日、総選挙が実施されて、自由党は過半数を割り込みましたが、第一党の地位は確保しました。
そして、その総選挙の1ヵ月後、第5次吉田内閣が成立します。
 
この第5次吉田内閣は、昭和29年12月10日、鳩山内閣成立まで続きました。
この時点での吉田内閣の支持率は、世論調査で20%まで落ち込んでいました。

 

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