エカワ珈琲店のブログ

和歌山市で営業している珈琲屋の雑話です

 
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個人事業の研究

  

   

 

 

「新しい市場の作りかた」の著者三宅秀道さんが書いておられたプログ、『福耳コラム』で、エカワ珈琲店のホームページ内の『純喫茶コロナ物語』を、好意的に取り上げてもらったことがあります。

ファミリービジネス、コミュニティービジネスの研究に、参考になったと書いてくれています。

この個人事業の研究と言う分野、コンサルタントとしてではなくて、学者の立場で研究されている方が少ないのでは、と思っています。

 

商店街の商店をはじめ、自営業者は、商売の勉強を怠っているわけではありません。

ほとんどの自営業者は、商店経営関係の書籍を何冊か読んだ経験を持っています。

それが証拠に、書店には、数多くの商店経営の本が並んでいます。

商店街の二代目・三代目には、大学の商学部で勉強された方が、何人もいます。

役所の産業担当課や商工会の開催する講習会や勉強会に、積極的に参加したりもしています。

 

しかし、商店街は衰退を続けていて、街中から自営業者の店が消えて行きつつあります。

高齢だから店を畳むのではなくて、極端な売上げ減少がその理由ですから、新たに自営業に参入する方も少なくて、自営業者の数が減り続けているわけです。

自営業者の衰退を、努力不足という意見もありますが、努力をしているつもりでも、衰退して行きます。

 

そこで、考えるわけです。

その努力の仕方が、時代と合わなくなっている、間違っているのだと。

 

書店に並んでいる商店経営の書籍、コンサルタントの指導、役所の産業担当課や商工会のバックアップ、それらが時代に適合しなくなって来ているのだと考えるわけです。

考えてみれば、本を何冊も書いている著名な経営コンサルタントの方がいて、末端の経営コンサルタントは、その方の理論に基づいて自営業者を指導していて、役所の産業担当課や商工会は、著名な経営コンサルタントに指導を仰いでいるわけですから、頭の部分で時代とズレていれば、末端までズレてくるわけです。

 

役所の産業担当課が開催する講習会に参加して、そこで経営コンサルタントの話を聞くと、自分が以前に読んだことのある商店経営の書籍と似たような内容の話だったとします。

そうすると、自分の頭の中にあるイメージと一致するわけですから、気持ち良く話しを聞くことができて、自分自身の経営手法を肯定してしまいます。

そして、努力が不足しているから、仕事が上手く運ばないのだと思い込むことになって、頭の切り替えができなくなってしまいます。

 

どうも、私たち自営業者は、そのようなジレンマに落ち込んでいるように思います。

それもこれも、個人事業を対象とした学術的な研究が少ないからだと、責任転嫁かもしれませんが考えるわけです。

 

何年か前、私が『福耳コラム』さんにたどり着いたのも、個人事業者向けの新しい考え方を求めてでした。

検索の上手下手もあるかもしれませんが、膨大なインターネット内の情報量をもってしても、ヒットするものが少なかったと記憶しています。

 

個人事業というものは、起業の初期形態ですから、個人事業主の減少は、日本経済全体にも悪い影響を与えるはずです。

起業イコール冒険ということになれば、職業選択の幅が少なくなってしまいます。

 

個人事業に関する研究は、絶対に必要です。

しかし、なぜ少ないのだろうと考えると、お金にならないからかもしれないと、変に納得してしまうわけです。

 

余談ですが、21世紀の先進国経済をけん引するのはマイクロビジネス、スモールビジネスだとする考え方もあるわけで、google検索で「micro business」や「small business」を検索すると、ものすごい量の種々雑多な情報が現れます。

21世紀に入ってからの日本経済の停滞・衰退ですが、もしかしたら、マイクロビジネス、スモールビジネスに元気が無いからなのかもしれません。