エカワ珈琲店のブログ

和歌山市で営業している珈琲屋の雑話です

 
Yahoo!ショッピング  ロハコ  アマゾン  楽天市場   ノート(有料記事)  エカワ珈琲店  
 

お布施の原理の時代

【クローズアップ】 

 

コーヒー豆自家焙煎店経営

 

コールドブリュー(水出し)コーヒーに関係する幾つかの記事

   

 

 

1963年(昭和38年)、『放送朝日』1月号に掲載された梅棹忠夫さんの『情報産業論』、その中に、あの有名な『お布施の原理』が含まれています。

テレビ放送産業が急成長している時代に、情報の価格を決定するための1つの考え方として、この『お布施の原理』が紹介されています。

 

お坊さんに支払う『お布施』の額、それを決めるのは、お坊さんの格と檀家の格であって、有名なお坊さんに支払うお布施は多くなり、同じ格のお坊さんに対しても、お金持ちの家が支払うお布施は多額で、貧乏な家の支払うお布施はそれほど多くないというようになっています。

 

お経の長さやありがたさといった、お坊さんのもたらす情報や労働とは無関係で、お経の経済的効果などとも全く無関係に、格によって『お布施の価格』が決定されています。

ようするに、格の違いによって価格が違ってくるという考え方です。

 

講演料・出演料・原稿料といった情報の価格も、依頼する方の格と、依頼される方の格によって決定されているのも、この『お布施の原理』によるのだと、『情報産業論』に書いてあります。

 

国連の投票権は、どの国も1票なのに、分担金は国によって差があるのも、収入によって所得税の税率に差があるのも、お布施の原理によっている。

格というものは、それぞれの社会的・公共的存在を相互に認めあうということであって、『お布施の理論』は、社会的・公共的な価格決定理論であると、半世紀前に発表された『情報産業論』に書いてあります。

 

21世紀の現在、インターネットの普及によって、『知識』と『情報』は商品でなくなりつつあります。

『知識』『情報』は、お金と交換する時代ではなくて、名声と交換される時代が現在で、知識・情報はみんなの共有物だから、みんなで使うようになっていくだろう。

そして、この知識・情報の提供者の収入保証は、『お布施の経済学』によってなされる。

と、『サイバージャーナリズム論 』という本で、公文俊平さんが語っています。

  

エカワ珈琲店のホームページ/和歌山市の自家焙煎コーヒー豆小売専門店 - エカワ珈琲店のホームページ/和歌山市でコーヒー豆を購入するなら