エカワ珈琲店のブログ

和歌山市で営業している珈琲屋の雑話です

 
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和歌山市でマイクロビジネスを営むということは

【クローズアップ】 

 

コーヒー豆自家焙煎店経営

 

コールドブリュー(水出し)コーヒーに関係する幾つかの記事

   

 

 

和歌山市議会議長、和歌山県議会議長を経験して、前回の統一地方選挙を契機に県会議員を引退されたOさんが、久しぶりにエカワ珈琲店に来店してくれました。

そのОさん曰く、「この和歌山市の中心市街地で、零細小規模な商売を長年続けているのは、大したものだ」と。

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エカワ珈琲店が自家焙煎コーヒー豆の小売専門店に衣替えしたのは平成の初め頃で、和歌山市の人口は約40万人でした。

それから20何年間か経過した2014年の和歌山市の人口は、30数万人となっています。

 

約1割の人口減少ですが、その間に町で暮らす人たちの高齢化が進行しているので、働いて収入を得ている現役世代の消費者人口は、2割、もしかしたら3割くらい減少しているのかもしれません。

和歌山市内の介護ビジネスの隆盛ぶりから、その可能性が高いのだと感じています。

 

現役世代の消費者人口が減少して、高齢の消費者人口が増加しているのだとすると、消費の絶対量が減少している可能性が高くなります。

和歌山市の人口が1割減少した20何年の間に、和歌山市の中心商店街や地域商店街がシャッター化しています。

もちろん、商店街以外の地域に立地している小規模・零細の商店や飲食店も同じようなもので、街中にはテナント募集の看板が目立っています。

 

中心商店街や地域商店街、それに街中の小規模零細商店・飲食店の衰退原因だと一般的に考えられている郊外型のショッピングセンターやショッピングモールですが、二昔前、三昔前の中心商店街や地域商店街の繁盛ぶりを記憶している世代から見ると、閑散としているように感じられます。

 

今年(2014年)の3月、和歌山市にもナショナルチェーン店が数多く出店しているイオンモールがやって来ました。

開店当初、相当に混雑していたようですが、2週間~3週間も経過すると、普通のショッピングモールになっていたようです。

 

和歌山市の消費者は、小規模・零細の商店や飲食店ではなくて、ショッピングセンターやスーパーマーケット、名前の知られているナショナルチェーン店を利用する傾向があるといわれているのですが、有名チェーン店やショッピングセンターで行列を見かけることもありません。

 

和歌山市の中心市街地を再活性化させようとする試みが、10年以上も前から、行政主導で実施されています。

その大部分は、都会の一部分を和歌山市に持ってくるという試みだと感じるのですが、全く効果が無いみたいです。

 

 エカワ珈琲店が商売を営んでいる雑賀屋町界隈を含めて、和歌山市の中心市街地と呼ばれる地域を散策していると、空き地とテナント募集の看板が目立っています。

21世紀になってからの和歌山市の中心市街地ですが、マイクロビジネス、スモールビジネスの事業所数が減り続けているのだと思います。

 

エカワ珈琲店の店舗販売ですが、21世紀に入ってから、一時期を除いて下降線をたどっています。

理由は、いろいろと考えられるのですが、通信販売での販売額が増加しているので、商品・商売については、それほど欠陥があるとは考えられません。

大手コーヒー企業系の事業者との競合が原因している可能性が高いのですが、和歌山市という地方都市の中心市街地の構造変化が原因している可能性も高いと考えています。

 

和歌山市という町ですが、若い人たちの起業が極端に少ない町なのかもしれません。

お金に乏しいけれども、この町で頑張って起業しようと考えている人たちに対して、優しさに欠けている町なのかもしれません。

 

和歌山県内で起業を希望している若い人たちの人気スポットは、和歌山市ではなくて紀美野町などの規模の小さな町に移りつつあるのだと感じています。

和歌山市のような中途半端な地方都市でマイクロビジネスを起業するよりも、小規模な町でマイクロビジネスを起業するほうが、全ての面で有利に作用する環境が整っているのかもしれません。

 

しかし、エカワ珈琲店の場合、熟年世代の商売人が営むマイクロビジネスで、土地家屋ともに自己所有で、半世紀以上の歴史を持つコーヒー屋ですから、和歌山市の現所在地で商売を続けて行くしかありません。

 

中心市街地という地価評価(固定資産税、都市計画税)の高い地域で商売をしているのですが、立地に依存する商売、地域密着の商売では、エカワ珈琲店のようなマイクロビジネスの生き残りは難しいだろうと考えています。

現在の和歌山市の中心市街地の状況下では、町に依存する商売をマイクロビジネスで営むのは至難の業なのだと思います。

 

だけど、商売を継続しなければ、生活の糧を得ることができません。

ということで、立地に依存しない商売、町に依存しない商売に全力を投入しようと考えています。

 

もし、和歌山市が人口30数万人の中途半端な地方都市ではなくて、その10分の1くらいの人口規模の町だったなら、和歌山のお城やその周辺の環境を利用して、誰でも気楽に低コストで出店できる朝市やファーマーズマーケットを行政が主催してマイクロビジネスを支援することができるかもしれません。

 

朝市やファーマーズマーケットの一角で、自分たちで焙煎加工したコーヒー豆を長机に並べて販売しているアメリカのコーヒー屋さんの画像や映像に出会うと、そのような商売が営みたいものだと思ってしまいます。

 

何はともかく、中途半端な規模を持つ地方都市である和歌山市では、これからもマイクロビジネスに厳しい環境が続いて行く可能性が高いのだと思います。

マイクロビジネスの廃業が進行して、マイクロビジネスの起業は稀という状態が続く可能性が高いのだと思います。

 

グローバル経済の環境化では、マイクロビジネスの起業が少ない町は、衰退を続けている町を意味しているのだと思います。

だとすると、和歌山市でマイクロビジネスを続けて行くのなら、日本各地に市場を求めるビジネスを営むより他に道が無いかもしれないと考えています。

エカワ珈琲店がそれなりに繁盛していた、地域密着商売が成り立っていた時代を懐かしく思っている今日この頃です。

 

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2014年6月1日(日曜日)、午前11時頃撮影しました。

 

今年の夏、和歌山市長選挙が実施されます。

現役の市長さんが引退するということで、何人かが立候補を予定しているそうです。

その立候補予定者の中の一人、和歌山県庁OBの事務所の横の駐車場で、何か集会が実施されていました。