エカワ珈琲店のブログ

和歌山市で営業している珈琲屋の雑話です

 
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贅沢な商品とプレミアムな商品

  

   

 

 

この2年から3年、マーケティングで大きな間違いを犯していたのかもしれません。

マーケティングを学習することで、そして、マーケティングの知識が増えていくことで、エカワ珈琲店は何か錯覚をしていたのだと思います。

贅沢な商品(高級ブランド)とプレミアムな商品は、全く違った性質を持つ商品だということ、零細生業パパママ店には贅沢な商品は似合わないということを理解していなかったのだと思います。

 

エカワ珈琲店のマーケティングの基本は、「安さのダイエー」プラス「グリコのおまけ」商法でした。

マーケティングの学習を始める以前の商法で、何かの雑誌で読んだ商法をそのまま実践していました。

数年前からマーケティングの学習を開始して、マーケティング関係の書物やプログ記事を利用しての学習が功を奏して、マーケティング関係の知識は増えて行ったのですが、経験と能力に問題があったのだと思います。

 

「ブランドの創造」という言葉に幻想を抱いた結果として、エカワ珈琲店のコーヒー豆を贅沢品として販売してしまったのだと思います。

田舎町の和歌山市では、贅沢品を購入できるお客さんの数は限られています。

この2年から3年、エカワ珈琲店のコーヒー豆販売量も売り上げも減少を続けています。

しかし、贅沢な商品を売る努力を何もせずに贅沢な商品を売っているのですから、付加価値が相当に高くなっていたので奇妙な錯覚をしていたのだと思います。

 

贅沢な商品というのは、商品の品質以外に何かのプラスアルファー(高級ブランド)を持つ商品、その何かに高い付加価値をつけている商品なのだと思います。

商品の品質以外の無駄な部分にお金を支払ってもらうのが、贅沢な(高級ブランド)商品なのだと思います。

同程度の品質の商品を、贅沢な商品よりも相当に安い価格で手に入れることができるかもしれません。

値段が高すぎて、欲しくても買うことができないお客さんが数多くいるかもしれません。

あるいは、あまり高すぎて買う気持ちにならないお客さんも数多くいるかもしれません。

 

プレミアムな商品というのは、贅沢な商品とは、全く違った性質を持つ商品なのだと思います。

品質以外の何か無駄な部分に付加価値を追求するのが贅沢な(高級ブランド)商品なら、一般的な商品と品質などで少しだけ差別化された商品がプレミアムな商品なのだと思います。

その少しだけ差別化の部分で、一般的な商品よりも少しだけ付加価値を頂戴している商品がプレミアム商品なのだと理解しています。

 

人口(消費者)の多い都会で贅沢な商品を販売するのなら、それなりの努力をすることである程度は売れるかもしれません。

しかし、和歌山市のような地方都市では、それなりの努力をしたとしても贅沢な商品を売るビジネスは成り立ち難いのだと思います。

地方都市の和歌山市に、商品の品質以外の無駄な部分により多くのお金を使えるお客さんは、あるいは、使ってもよいと考えるお客さんは、それほど多くないのだと思います。

 

それに、贅沢な商品を買ってくれるお客さんを確保するには、それなりの努力が必要なのだと思います。

エカワ珈琲店は、それなりの努力に対応できる資金力も能力も持ち合わせていないということに、やっと気がつきました。

62歳のオジサンと53歳のオバサンの2人だけで営む零細生業パパママ店には、贅沢商品の商売(高級ブランド商売)は似合わないのだと思います。

 

ということで、エカワ珈琲店は、贅沢な(ブランド)商品ではなくて、一般的な商品と少しだけ差別化したプレミアム商品を売っていくことにします。

大量生産・大量消費の商品に対抗する少量生産・少量消費の商品、20数年の経験・知識・技術を有する職人が手作りで生産するプレミアムな商品を、リーズナブルな(お手ごろ)価格で提供する商売に里帰りすることにしました。

 

4月1日の消費税増税に合わせて、エカワ珈琲店は、贅沢品価格で販売していたプレミアム商品の価格を、リーズナブルな価格に値下げしました。

考えてみれば、現代進行形の高級ブランドの不振ですが、日本の大多数の消費者が、「贅沢な商品」ではなくて、「プレミアムな商品」を求めているという一つの証拠なのかもしれません。

 

【参考】

Seth's Blog: Luxury vs. premium