エカワ珈琲店のブログ

和歌山市で営業している珈琲屋の雑話です

 
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底辺への競争から頂上への競争へ

  

   

 

 

セス・ゴーディンさんは、「底辺への競争(The race to the bottom)」をしてはいけないと言っています。

実業家と呼ばれる人たちは、市場での占有率を高くする競争をしています。

競争者との戦いに勝利するために、商品の生産コストをギリギリまで引き下げようとします。

 

多くの消費者は、今までと同じ商品(製品・サービス)ならば、速くて安い商品(製品・サービス)を選択します。

速くて安い商品で収益を得るには、商品の品質面で職人的な部分を放棄して、できるだけ安い労働力を活用する必要があります。

そして、マスメディアを利用して、低コスト・低賃金で大量生産した商品を消費者に供給します。

 

 

インターネットで世界中がつながっているわけですから、商品生産者はものすごいプレッシャーを受けています。

商品についての情報は、瞬時に世界中のバイヤーに知られてしまいます。

世界中の市場がつながることで、競争が激化しています。

大企業の経営者たちは、できるだけ低コスト・低賃金の労働力を使って、高い生産性を実現しようとします。
 

企業は、税率の低い国や地域、低コスト・低賃金で従業員を雇うことのできる国や地域に工場を移転させたりもします。

商品生産者の誰もが、市場で一番安い商品の供給者となれる可能性を持っています。

徹底的にコストを削減して、働き手の生活を犠牲にすれば、市場占有率をもう少し上昇させることができるかもしれません。

そして、その「底辺への競争」においては、それなりの資金力を持つ企業なら、どこでも勝利者になれる可能性があるわけです。

 

でも、「底辺への競争」の勝利者は、常に新しい競争相手の登場に脅かされています。

その結果、ますます働く人たちの賃金や待遇が犠牲になります。

マイクロビジネス、スモールビジネスが、「底辺の競争」に巻き込まれてしまったら、経営が成り立たなくなってしまうのだと思います。

失われた20年の時代、日本のマイクロビジネス、スモールビジネスは、「底辺の競争」に巻き込まれて市場から退場させられてしまったのだと思います。

そして、マイクロビジネス、スモールビジネスの不足が、現在の日本経済に相当なダメージを与えているのだと思います。

 

失われた20年と呼ばれている日本経済のデフレですが、21世紀に入ってからのデフレについては、それぞれの業界市場で独占と寡占化が進行したのが影響している可能性が高いのだと思います。

大量生産・大量消費の安くて速い商品に、少量生産・少量消費の職人的な商品が、強引に踏み潰された結果なのだとエカワ珈琲店は考えています。

市場の独占や寡占化を監視するという先進経済国で一番重要な機能が、先進経済国の先頭を走っていた日本に欠けていたのかもしれません。

  

安くて速い商品は、長期的にはともかく、短期的には消費者に支持されるかもしれません。

しかし、何れ、消費者は安いだけの商品に満足しなくなります。

より個性的な商品、より人の感情や心に響く商品を求めるようになると、マーケティングの世界では考えられています。
 

一方、「頂上への競争」は、道理にかなっていると思います。

「頂上への競争」は、洞察力や創造する力、挑戦する力や人とつながる力、そして、技術革新などを競う競争です。

「底辺への競争」によってもたらされる市場シェアの競争ではなくて、「頂上への競争」が先進経済国の資本主義市場での本当の競争なのだと思います。

もしかしたら、デフレに苦しむ日本経済に一番欠けているのが、この「頂上への競争」なのかもしれません。

 

失敗に寛大で、誰もが挑戦することができて、価値を創造して誰かに伝えるのを競う競争が「頂上への競争」なのだと思います。

「頂上への競争」では、誰もが勝利者となれるわけではありませんが、「底辺への競争」と違って、誰にでも寛大で負担の少ない競争なのだと思います。
 

「頂上への競争」は、かなりリスキーな競争だと思います。

セスゴーディンさんは、「頂上への競争」は魅力的な成果への道のりですから、辛抱強さと努力と洞察力が要求される競争だと思うと語っているのだと思います。
 

【参考】

Seth's Blog: The race to the bottom

 

 【参考になるかもしれません】

ekawa.hatenadiary.jp 

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http://www.ekawacoffee.jp/