エカワ珈琲店のブログ

和歌山市で営業している珈琲屋の雑話です

 
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バズフィード(Buzzfeed)とニューヨークタイムズ

【クローズアップ】 

 

コーヒー豆自家焙煎店経営

 

コールドブリュー(水出し)コーヒーに関係する幾つかの記事

   

 

 

ヤフー・フロントページに表示されているヤフーニュースですが、ここ日本においては絶大な影響力を持っているのだと思います。

日本ではヤフーニュースの影響力が絶大ですが、米国ではニュース系Webメディアが次々に立ち上がっていて、ゴールドラッシュの様相を呈しているという話も伝わってきます。

 

ゴールドラッシュ状態にある米国ニュース系Webメディアの中で急速に存在感を高めているのが、バイラルメディアのバズフィード(Buzzfeed)だと言われています。

バズフィード(Buzzfeed)は、検索エンジンで検索されるのではなくて、ソーシャルメディアを通じて自然に拡散していくというタイプの情報・ニュースコンテンツを提供しているWebメディアなのだそうです。

 

数年前までのWebの世界では、どれだけ多くのアクセスを獲得するか、検索ランキングで何位に位置しているのかが注目されていました。

いかに多くの人たちから注目されているのか、いかに多くの人たちに受け入れてもらえるのか、いかに多くの人たちに訪問してもらえるのかが重要だったのだと思います。

現在はというと、情報を探しに行く時代ではなくて、仲間うちで情報を共有するソーシャルメディアが脚光を浴びている時代ですから、バイラルメディアが時代の流れに適応しているのかもしれません。

 

バイラルメディアの先頭を走っているのがバズフィードで、その情報発信手法は、新聞社などのようなメディア組織ではなくて個人のレポーターやライターに依存しています。

しかし、その情報コンテンツの価値(or品質)ですが、レポーターやライターの知名度(ブランド力)に依存しているのではなくて、その情報コンテンツの意味(価値or品質)が評価されて多くの人たちに拡散して行くというシステムを採用しているように見えます。 

 

バズフィードと違って、ニューヨークタイムズは消費者からお金を頂いている有料のメディアです。

過去数年間にわたって、何人かの有名な記者や編集者が退社していますが、数百人の記者・編集者が在籍していて、自前で情報・ニュースコンテンツを製造販売できる能力を持っているメディア企業なのだと思います。

 

バズフィードは、有力メディア企業への道を突き進んでいるのだと思います。

しかし、ニューヨークタイムズが、バズフィードの物まねをしても上手く事が運ぶとは思えません。

ニューヨークタイムズには、ニューヨークタイムズだから可能なインターネットを利用する手法があるのだと思います。

 

ニューヨークタイムズは数百人の情報コンテンツの作り手を擁していて、自前で信用度の高い優良コンテンツを製造する能力を持っているのだと思います。

新聞社には、情報コンテンツを有料で購入してくれるお客さんに依存する商売 が似合っているのだと思います。

芸術的な言葉で構成されている新聞のヘッドラインは、インターネット検索と非常に相性が良いのだと思います。

 

新聞社の情報コンテンツを有料で購入してくれるお客様は、1000人のインターネットサーファーに匹敵する価値を持っていると考えられています。

フィラデルフィア・インクワイアラーという新聞社は、お客さん(予約購読者)のことをひたすら考え続けるすることで、儲かる新聞社を築きあげています。

また、制作する側と販売する側のことをひたすら考え続けることで、無価値の遺物になってしまった新聞社や雑誌社も存在しています。 

 

一般的に、メディアが情報コンテンツを伝達しようとするとき、簡単明瞭な短い言葉でショーアップしたイメージを創り出して、お客さんに情報コンテンツを売り込んでいるのだと思います。

 簡単明瞭な言葉でショーアップした情報コンテンツを売り込むには、お客さんの信頼・注目を獲得する必要があるのだと思います。

そのための努力を、コツコツと根気よく続ける必要があるのだと思います。

 

意味(価値or品質)を持つ情報コンテンツですが、全ての潜在的なお客さんを満足させられる情報コンテンツとは限らないのだと思います。

お客さん、その人その人によって、求めている情報コンテンツの意味が異なっている可能性もあります。

インターネット内で流行しているビデオ動画を、多くの人たちが鑑賞しているのかもしれません。

でも、多くの人が流行っているビデオ動画を鑑賞したといるといっても、100人のうちの半分くらいの人たちが鑑賞しているだけで、残りの半分の人たちは鑑賞していないかもしれません。

 

大量生産・大量消費の流行消費文化の時代は終了しているのだと思うのですが、「できるだけ多くの大衆に見つけてもらうことができれば・・・」と考えている広告主はまだまだ存在しています。

その広告主たちは、より多くの誰かに見つけてもらうために余分なお金を支払っているのだと思います。

大衆の中で、より多くの人たちから注目を獲得するという手法で効果を得るには、より短期間で、情報コンテンツの意味をより多くの人たちに伝える必要があるのだと思います。

大量生産・大量消費・大量宣伝の手法は、短期間で流行を作り出すのに有効な手法なのだと思います。

 

しかし、ある一つの小さな集団にだけ意味のある情報コンテンツを届けるのに、その手法は不経済で不適格だと思います。

その集団にとっての意味を持つ有意義なコンテンツを創り出して、時間を費やしてコツコツと根気よくその集団の中に浸透していくという手法が似合っているのだと思います。

 そして、その集団の彼ら・彼女らと、その集団にとって有意義な情報コンテンツの作り手をマッチングさせるシステムも必要になってくるのだと思います。

 

アメリカの新聞は、地域・地方を拠点とする新聞が主体になっています。

そして、その地域の情報を独占的に配信しているという強みを持っていました。

しかし、インターネット全盛の時代となって、その強みが弱点に変ってしまったのだと思います。

求人情報・タウン情報など、地域・地方を拠点とする新聞の収益源だった地域情報は、クレイグリストや数多く存在している他のローカルインターネットサービスとの競争に敗れてしまったのだと思います。

何年も前から、地域・地方を拠点とするアメリカの新聞の休刊・廃刊が続いています。

 

アメリカの雑誌の世界ですが、日本の雑誌の世界と違って、ものすごくマニアックな読者を対象とする雑誌が大半を占めているようです。

もしかしたら、アメリカの新聞の将来も、ある小さな集団(誰か)にとって有意義で意味を持つコンテンツを作る雑誌化の道を進んでいく可能性があるのだと思います。

それこそが、新興のニュース系Webメディアに対抗する手段なのかもしれません。

 

たとえば、ニューヨークタイムズの数百人の編集者・記者が、ほぼ毎日ブログ記事をエントリーすれば、ほぼ毎日、最低数百の専門性の高い良質の情報コンテンツが発生します。

そして、それぞれのブログが、数十名、数百名、数千名の フォロワーを獲得することができて、そのフォロワーがお金を支払って情報コンテンツを購入してくれるなら経営が成り立つはずだと思います。

地方・地域の新聞と違って、都会の新聞の場合、48ページの新聞の思考方法とサヨナラするだけで、お金を稼ぐことのできるニュースメディアに変身できる可能性が高いのだと思います。

 

新聞社の編集者・記者が専門知識を駆使して、不特定多数の大衆をターゲットにして平均点以上の信頼性の高い良質な新聞を作ることにサヨナラして、大衆を細分化した小さな集団(種族)をターゲットにして、より専門性の高い、その種族の人たちに意味がある情報コンテンツを作り出すことで、お金を稼ぐための基礎を固めることができるのかもしれません。

 

流行消費文化の部分にだけ、メディアの将来があるとは限らないのだと思います。

流行消費文化の幻想に資金を投入する広告主も存在しているのだと思うのですが、徐々に徐々に減少していくのは避けられないのだと思います。

流行消費文化の幻想にしがみついていても、それほど広告効果が期待できるわけでもなくて、購買行動に結びつかなくなって来ています。

インターネットで多くの人に閲覧されているといっても、ただそれだけのことで、それが収益に結びつくわけでもありません。

 

情報コンテンツをビジネスにつなげる方法、それは、小さな集団(種族)に価値を認めて、その集団(種族)をターゲットにして、その集団にとって意味のある情報コンテンツを、その集団に到達できるシステムを利用して届けることなのかもしれないと考えています。

もしかしたら、それは、メデイアビジネスだけでなくて、全てのビジネスに共通することなのかもしれません。

 

【参考】

Seth's Blog: In search of meaningful

 

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