エカワ珈琲店のブログ

和歌山市で営業している珈琲屋の雑話です

 
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コーヒー業界のグローバル化とは

【クローズアップ】 

 

コーヒー豆自家焙煎店経営

 

コールドブリュー(水出し)コーヒーに関係する幾つかの記事

   

 

 

イギリスコーヒー業界のリーディングカンバニー『リンカン&ヨークリミテッド』は、プライベートブランドの委託製造に特化した焙煎コーヒー豆製造企業で、受注生産専門のコーヒー企業です。

創業が1994年ですから、20年足らずで、町の自家焙煎店が、イギリスコーヒー業界を代表するリーディングカンパニーにまで成長したわけです。

 

アメリカのコーヒー業界を牽引しているのは、歴史を持つ大手コーヒー企業やあのスターバックスではなくて、サードウェーブと呼ばれるそれほど規模の大きく無い地域のコーヒー会社や自家焙煎店なのだと思います。

 

そのアメリカ・サード・ウェーブ・コーヒーの担い手の一社、1994年にミズリー州セントルイスで創業した Kaldi’s Coffee(カルディーズコーヒー社)は、ミズリー州で商売を展開しています。

そのKaldi’s Coffee(カルディーズコーヒー社)ですが、自家焙煎を希望する飲食・小売企業をサポートするというビジネスを開始したというニュースが流れています。

 

テネシー州ナシュビルの飲食・小売企業Frothy monkeyが、 Kaldi’s Coffee(カルディーズコーヒー社)の技術(焙煎and抽出)サポートを得て、コーヒー豆の自家焙煎を開始、焙煎コーヒー豆のホールセールに進出すると、Daily Coffee Newsが報じています。

 

両社ともに創業が1994年ですが、1994年といえば、エカワ珈琲店がコーヒー豆の自家焙煎を開始してから数年が経過していて、平均して月間500キログラムの焙煎コーヒー豆を売りさばいていた時期です。

エカワ珈琲店は、その後、日本国内の大手コーヒー企業との戦いに敗れて、停滞、衰退の後、当時の3分の1くらいの焙煎コーヒー豆販売量となっています。

 

販売シェアーや売上高を背景とする商売に、地方の町の自家焙煎コーヒー店が封じ込められてしまった結果なのですが、エカワ珈琲店のマーケティングの失敗も見過ごすことができません。

日本の地方の町の零細生業パパママ店であったとしても、経済のグローバル化の波に乗ることのできるマーケティング戦略が必要だったのだと反省しています。

 

イギリスのリンカン&ヨークリミテッドは、リンカーン市の工場を拠点にヨーロッパ全域をターゲットにして商売を営んでいます。

カルディーズコーヒー社は、アメリカのミズリー州セントルイスを拠点に地域密着型の商売を営んでいます。

両社ともに、地方の町の中小企業ですが、経済のグローバル化に対応するマーケティングを駆使して、無理をしない商売に徹しているのだと推測しています。

 

両社のマーケティングを観察していると、経済のグローバル化と企業規模のグローバル化は、全く異なった概念だということを納得させてくれます。

販売シェアーや売上高の大きさが、それほど意味を持たない経済、それがグローバル化した経済の本質なのかもしれないと考えはじめている今日この頃です。