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和歌山市雑賀屋町という立地

自家焙煎コーヒー豆の小売販売を開始したのが平成元年(1989年)の8月、それから20数年間、和歌山市雑賀屋町39番地にてコーヒー商売を続けています。

その間、定休日(日曜日)を除いては、1日8時間~12時間の店舗営業をしてきました。

 

だけど、コーヒー豆の店舗小売だけで経営が成り立った時期は一度もありません。

エカワ珈琲店の売上の半分か、それ以上は常に配達による売り上げでした。

10年くらい前までは自前の自動車による配達(宅配)、最近は宅急便を利用して配達しています。

 

コーヒー豆の店舗販売と配達だけでは経営状態が苦しいということで、何回か喫茶店商売(コーヒーand飲食)を併設した時期もあります。

喫茶店商売では食べていけないので、心機一転、自家焙煎コーヒー豆の小売販売に挑戦したわけですが、両方の商売を併設しても経営が苦しかったのを覚えています。

 

都会のコーヒー豆自家焙煎店は、コーヒー豆の店頭小売だけで営業が成り立っていたわけで、何故、和歌山市では成り立たないのだろうかと考えたものです。

和歌山市の雑賀屋町は、一応、和歌山市のUrban Centers(中心市街地)です。

商業地に分類されていて、固定資産税も都市計画税も相当に高い地域です。

 

エカワ珈琲店の店舗から半径500メートル以内には、和歌山県庁と和歌山市役所が立地しています。

それに、市役所や県関連の公共施設も相当数存在していてビジネスホテルなども存在している、夜の人口よりも昼間の人口のほうが多い地域です。

 

そのような地域であっても、零細な地域密着型の喫茶店商売や小売商売の経営が成り立ち難いのが、和歌山市という地方都市なのかもしれません。

もしかしたら、和歌山市の中途半端な人口規模と行政規模が原因しているのかもしれないと考えることもあります。

 

人口規模、行政規模の小さな町なら問題にならないようなことが、中途半端な規模ゆえに問題になるということが多々あるのかもしれません。

全国的に名が知られているある田舎町のパン屋さんには、週末ともなると多府県ナンバーの自家用車が多数やって来て観光スポットになっています。

 

そのパン屋さんが多くの観光客を集めているので、その影響を受けて、その田舎町ではカフェなどの観光客好みのローカルビジネスが活発化しつつあるという話を聞いたことがあります。

和歌山市のUrban Centers(中心市街地)に立地しているエカワ珈琲店ですが、ご近所から来店してくれるお客様は僅かなもので、大半は自動車で来店してくれるお客様です。

 

エカワ珈琲店は零細生業パパママ店ですから、自前の駐車場を確保することなど不可能です。

来店してくれるお客様は、駐車違反の取締りを気にしながらコーヒー豆を買ってくれています。

でも、エカワ珈琲店周辺の道路を駐車禁止にしなければ、平日なら道路の半分は駐車する自動車に占拠されて使用不能になってしまう可能性もあります。

 

人口の少ない田舎の町なら、そのような心配など有り得ませんから、その分、営業コストが少なくなる可能性があります。

中途半端な規模の地方都市で商売を営むよりも、小規模な田舎町で商売を営むほうがメリットの大きい時代に突入しているのかもしれません。

 

でも、エカワ珈琲店は還暦を過ぎた商売人で、店舗兼住宅は自己所有で、借金も残っているわけですから、田舎町に引っ越すことなど不可能です。

「では、どのような対処方法があるのだろうか」と、色々と考えをめぐらせているのですが良いアイデアが思い浮かびません。

 

何はともかく、和歌山市の人口構成の高齢化と人口の減少は、これからも徐々に進行していくのは確実だと思いますから、それを前提にした商売を営む必要があると覚悟している今日この頃です。