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スモールビジネスが存在しなければ

【クローズアップ】 

 

コーヒー豆自家焙煎店経営

 

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アメリカ経済の成長を牽引しているのは、スモールビジネスやマイクロビジネスなのだと思います。

大企業、中堅企業が経済成長を引っ張るというモデルですが、先進国経済では、もう通用しなくなっているのかもしれません。

 

パーミッション・マーケティング

パーミッション・マーケティング

  • 作者: セス・ゴーディン,Seth Godin,(序文)ドン・ペパーズ,Don Peppers,谷川漣
  • 出版社/メーカー: 海と月社
  • 発売日: 2011/09/26
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 セスゴーディンさんの代表作なのだと思います。世界各国で翻訳出版されています。

 

スモールビジネス、マイクロビジネスが活発に活躍している先進国の経済は成長を続けていて、スモールビジネス、マイクロビジネスが活発に活躍できない環境を持つ先進国の経済は停滞・衰退を続けています。

 

普通、スモールビジネス、マイクロビジネスで成功した事業者が、中堅企業、大企業へと、その企業規模を大きくして行くのだと思います。

昭和の時代の日本では、スモールビジネスで成功して、瞬く間に、その規模を拡大させた企業が数多く存在していました。

 

成功したスモールビジネス(中小企業)経営者の大半は、誰もが簡単に同じレベルの仕事をこなす事のできるプロセスを考案することで、企業をスケールアップさせて行ったのだと思います。

自動化された大量生産プロセスやフランチャイズ化のプロセスを考案することで、企業規模をスケールアップして、より多くのお客さんとより多くの利益を手にしたのだと思います。

 

スモールビジネスで成功するには、洞察力(ビジネスインサイト)が必要なのだと思います。

そして、洞察力を駆使してスモールビジネスで成功して、その規模を拡大しようとすれば、少人数だから維持できているビジネスレベルを、誰もができるだけ簡単に働けるビジネスレベルにまでレベルダウンする必要があるのだと思います。

そうでなければ、スモールビジネスから脱却することができないのだと思います。

 

職人的な仕事のレベルのままなら、知識・技術のスキルを積み重ねた職人的な人でなければ、その仕事に就くことができないわけですから、急速に規模を拡大することが不可能なのだと思います。

 

その仕事について、熟練した技術や豊富な知識を持っていない誰かを雇用しなければ、事業規模の拡大は不可能ですから、職人的な知識・経験・技術で成り立っているスモールビジネスの仕事を標準化、細分化、理論化することができなければ、スモールビジネスから脱却することができないのだと思います。

そうしなければ、低コストで誰かを雇用することも、誰もが簡単に働くことも、商品・サービスを大量に生産することもできないのだと思います。

 

スモールビジネスの経営者は、スモールビジネス時代の職人的な情熱やエネルギーをレベルダウンさせなければ、その事業規模を拡大することが難しいのだと思います。

でも、スモールビジネスの経営者が、事業規模の拡大だけを目標とする時代は、もう過去の物語になりつつあるのかもしれません。

 

アメリカなどの経済が成長している経済先進国では、「より大きくなりたい」と考えるスモールビジネスよりも、『より良くなりたい』と考えるスモールビジネスの比重が高くなりつつあるのだと思います。

 

『より良くなること』だけが目標なら、そのスモールビジネスが持っている職人的な情熱やエネルギーを犠牲にする必要がないはずだと思います。

そして、『より良くなること』だけを考えていたとしても、その企業規模をある程度大きくすることのできる時代になっている可能性もあるのだと思います。

 

規格化・標準化された仕事をするのが大企業や中堅企業で、ユニークな職人的な仕事ができるのはスモールビジネスなのかもしれません。

大企業や中堅企業が「雪そのもの」だとしたら、スモールビジネス(中小零細企業)は「雪の結晶」なのかもしれません。

 

そして、「雪の結晶」が存在しなければ、「雪」は存在できないのだと思います。

スモールビジネスに元気がなければ、何れは、大企業や中堅企業も元気が無くなってしまう可能性が高いのだと考えているエカワ珈琲店の今日この頃です。

 


Seth's Blog: Dumb down and scale up