エカワ珈琲店のブログ

和歌山市で営業している珈琲屋の雑話です

 
Yahoo!ショッピング  ロハコ  アマゾン  楽天市場   ノート(有料記事)  エカワ珈琲店  
 

昭和32年/流通革命

  

   

 

 

昭和32年9月、大阪市の京阪本線千林駅前商店街に、後に日本一の小売業者となる『主婦の店ダイエー』がオープンしました。
 
最初、薬だけの販売でしたが、すぐに食品類も取り扱うようになって、翌年昭和33年の12月には、神戸市に三宮店をオープンします。
その後、多店舗化を開始して、またたく間に、小売業で売り上げ日本一になってしまいました。

 

日本の企業家 6 中内功 理想に燃えた流通革命の先導者 (PHP経営叢書)

日本の企業家 6 中内功 理想に燃えた流通革命の先導者 (PHP経営叢書)

 

  
ダイエーの出現によって、日本にスーパーマーケット時代の幕が開いたわけですが、初期のスーパーマーケットの売り物は、商品の値段の安さでした。
 
その頃の日本の商品小売は、百貨店や中央商店街の老舗を頂点に、その下に地域商店街の商店が存在するという、ピラミッドを形成していました。
 
お金持ちは百貨店や老舗で、それ以外の層は地域商店街の店で、それぞれの懐具合に応じて買い物をしていました。
商店の側からすれば、商品を並べて置きさえすれば飛ぶように売れた時代で、売り手優位の時代でした。
そして、商品の大量生産時代が始まる、少し前の時代でした。
 
その流通秩序に挑戦したのが、ダイエーを始めとするスーパーマーケット業界だったのだと思います。
そして、その挑戦が、時代の流れと偶然に一致することとなって、瞬く間にスーパーマーケットが、商品流通の世界を制覇してしまったのだと、理解しています。
 
ダイエーのチェーン化の時期と、高度経済成長による大量生産の時代が、ちょうど重なっていたのだと思います。
力づくの商売ではなくて、薄利多売という、当時としては革新的な技術を駆使していたので、ダイエー以外にも、たくさんのスーパーマーケット企業が誕生できたのだと思います。

   【2007年9月9日に書いた記事です】