エカワ珈琲店のブログ

和歌山市で営業している珈琲屋の雑話です

 
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ガイアの夜明け、「日本の"カフェ"新時代」を鑑賞して思ったこと

  

   

 

 

2015年2月17日午後10時から放送の「日本の"カフェ"新時代」は、アメリカのコーヒー屋さん「ブルーボトルコーヒー」が東京の清澄白河に出店する準備段階を紹介するドキュメントと、ネスレ日本の飲食・喫茶店需要開拓を紹介するドキュメントで構成されていました。

 

 

ブルーボトルコーヒーも、ネスレ日本も、ともに外資系企業で、前者は中小企業、後者はグローバルに事業を展開している大企業ですが、ともに、アメリカでのコーヒー産業の大変化を経験している企業なのだと思います。

 

エカワ珈琲店は、半世紀以上の長期間に渡って、コーヒー産業の片隅で棲息してきました。

そのエカワ珈琲店の視点から「日本の"カフェ"新時代」を見ていると、両企業ともに、日本の飲食・喫茶のコーヒー市場をターゲットにしているように見えます。

 

アメリカのコーヒー産業ですが、需要があるから供給するという時代は遠い昔のことで、現在は、供給することで需要を作り出す時代になっているのかもしれません。

アメリカの中小企業のコーヒー屋さんから見ても、グローバルに事業を展開している世界的なコーヒー企業から見ても、日本の飲食・喫茶のコーヒー市場には膨大なお宝が眠っているのかもしれません。

 

エカワ珈琲店がコーヒー豆の自家焙煎を開始して20数年が経過しているのですが、その間、日本の飲食・喫茶のコーヒー需要に対する供給方法は、現在も、20数年前も、ほとんど変化していません。

その間に、アメリカからやって来たスターバックスコーヒーが、コーヒーの供給方法を変えることで大成功を収めています。

 

日本の飲食・喫茶のコーヒー需要を満たしている大きなコーヒー市場の隣に、異なった供給方法でコーヒーを供給することで、最初は小規模かもしれませんが、 新しい喫茶・飲食のコーヒー市場が出現するかもしれません。

そして、水が高いところから低いところに流れるのと同じように、飲食喫茶のコーヒー需要も、大きな市場から小さな市場に流れることもあるわけです。

 

大手コーヒー企業が供給しているコーヒー需要のすぐ隣に、まだ見ぬ新しいコーヒー市場が出現して、その市場に、大手コーヒー企業のコーヒー需要が吸い取られて行くということも有り得るかもしれません。

 

日本には、数多くのコーヒー豆の自家焙煎店が存在しているのですが、束になっても、大手コーヒー企業1社の焙煎コーヒー豆供給量とは相当な開きがあります。

とうことは、大手コーヒー企業1社分の焙煎コーヒー豆供給量を、日本全国のコーヒー豆自家焙煎店で分かち合えば、アメリカのサードウェーブコーヒー現象と同じような現象が、ここ日本でも始まるかもしれません。

 

21世紀に入ってからのエカワ珈琲店は、大手コーヒー企業の影響力に抗う術も無くて、細々と自家焙煎コーヒー豆の小売専門店を営んできました。

20数年前の脱サラ当時は、ある程度の規模を持つコーヒー屋を夢みていたのですが、それは夢のまた夢で、零細生業パパママ店のコーヒー屋で満足しています。

 

大手コーヒー企業に対しては、これまでの経緯から、怨念のような悔しさを感じています。

でも、アメリカのサードウェーブコーヒー現象が、ここ日本で注目されるようになって、零細生業パパママ店のエカワ珈琲店を取り巻く環境に、少しだけですが、変化が出てきています。

 

もしかしたら、少しは、鬱憤晴らしができるかもしれません。

と言っても、エカワ珈琲店の場合、年齢が年齢ですから、ほんの少しの鬱憤晴らしなのかもしれませんが。