エカワ珈琲店のブログ

和歌山市で営業している珈琲屋の雑話です

 
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零細生業パパママ店は、マス市場でなくてロングテール市場で・・・

  

   

 

 

大量生産・大量消費のマス市場ですが、1990年代から2015年の現在にかけて、毎年・毎年、市場の縮小が続いているのだと思います。

小規模・零細商店の減少やシャッター商店街が、そのことを証明しているのだと思います。

 

売れ筋商品だけを取り扱っていたのが、街中の小規模・零細商店や商店街です。

郊外型のシヨッピングセンターはというと、売れ筋商品だけでなくて、時々しか売れない商品であっても豊富に品揃えしています。

 

 

小規模・零細商店や商店街は、売れ筋商品だけで経営を維持していたのだと思います。

郊外型のショッピングセンターでは、売れ筋商品以外の商品も相当に売れているわけですから、売れ筋商品だけで経営を維持しているわけでは無いのだと思います。

 

たとえば、街中の中小規模の書店です。

街中の中小規模の書店は、ベストセラー本や売れ筋の雑誌を中心に品揃えしています。

大型書店は、ベストセラー本や売れ筋の雑誌以外にも種々雑多な本や雑誌を揃えています。

大型書店は、売れ筋の本や雑誌に依存するビジネスではなくて、ロングテールビジネスで儲けているのだと思います。

 

本や雑誌の価格が決められている日本では有り得無い話ですが、もし、大型書店がベストセラー本や売れ筋の雑誌を目玉商品に使って割引販売を実施したとしたら、街中の中小規模の書店には、お客さんが来なくなってしまうのだと思います。

 

書店の世界では有り得無い話であっても、食品などの日常品、家具や文具など、一般的な商品を取り扱っている商店の世界では、そのような現象が発生しているのだと思います。

売れ筋商品を目玉商品にして客寄せをする商売に、売れ筋商品だけで儲けようとしている商売が敗退したのが、小規模・零細商店の減少・衰退やシャッター商店街発生の原因の一つなのだと思っています。

 

価格破壊的な価格で自家焙煎コーヒー豆を販売しているパパママ経営のコーヒー豆自家焙煎店があったとして、そのコーヒー豆自家焙煎店が繁盛しているとします。

そして、大手コーヒー企業が、そのコーヒー豆自家焙煎店の存在が迷惑だと感じたとします。

 

大手コーヒー企業は、そのパパママ経営のコーヒー豆自家焙煎店を潰すのは簡単なのだと思います。

そのコーヒー豆自家焙煎店を利用するお客さんをターゲットとして、そのコーヒー豆自家焙煎店を利用しないように働きかければよいだけのことです。

 

そのコーヒー豆自家焙煎店が、売れ筋の価格破壊的な価格で販売する焙煎コーヒー豆だけを取り扱っているとしたら、その働きがけによって簡単に潰されてしまいます。 

でも、売れ筋の焙煎コーヒー豆だけを売ろうとしているのではなくて、焙煎コーヒー豆プラスアルファーの独自性の強い商品も取り扱っていたとしたら、大手コーヒー企業の働きかけも無駄になってしまうはずです。

 

考えてみれば、零細生業パパママ店のエカワ珈琲店ですが、偶然にも売れ筋商品だけを取り扱っているのではなくて、大手企業の取り扱っていない独自性の強い商品が主力の商売を営んできたので、何とか生き残ることができています。

 

書店の世界でも、インターネット書店やデジタルの本や雑誌の出現で、大型書店の収益構造が脅かされています。

コーヒーの世界でも、サードウェーブコーヒー現象が注目されていて、大手コーヒー企業優位の時代にピリオドが打たれる可能性も出てきています。

 

海の向こうのアメリカからは、スモールビジネスの活躍が伝わってきます。

零細生業パパ・ママ店が、面白い商売を営める時代が、もしかしたら近づいてきているのかもしれません。

その時が来れば、20数年間に渡る日本経済の長期衰退傾向にも、終止符が打たれるのだと思っています。

 

追記/2016年7月10日

街中のコンビニエンスストアーは、売れ筋商品だけを取り扱っていて、昔ながらの地域密着の立地商売を営んでいます。

しかし、組織の力を最大限に活用した情報の収集能力、情報の利用能力、商品調達能力など、商売を営む上で必要なすべての能力が、街中の小規模・零細商店や商店街を大幅に上回っています。