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ポスト工業化時代の労働組合

セスゴーディンさんのブログ記事「Labor unions in a post -industrial age」を、解釈間違いも多々あるかと思いますが、エカワ珈琲店流に解釈させて頂きました。

工業時代からポスト工業時代(ポストモダン)に変わっていくということは、世の中の全ての仕組みが変化して行くことを意味しているのかもしれません。

 

 

工業時代、成功した実業家たちにとっては、労働組合の存在は必要不可欠だったのだと思います。

もし、スミスやマルクスが書いているように、商品の価値はその生産に費やされた労働の量によって決まるのなら、資本家と労働者との一方的に不公平な関係を修正するのが労働組合の役割だったのかもしれません。

 

より信頼できる製品を大量に作り出して、これまでよりも安く供給することが、誰にでも出来ることではないということに基づいて成立しているのが、工業主義なのだと思います。

生産手段と労働力が存在していて利益が発生するわけですが、その利益が生産手段を所有している資本家に集中させるのではなくて、労働者にも利益を分配するべきだとする主張の結果として、労働組合運動が始まったのかもしれません。

 

経済がグローバル化するまでの労働組合は、賃金の下方スパイラルを制限するだけでよかったのかもしれません。

労働組合が存在することで、実業家は、労働者の待遇に注意を配ることができて、その結果として、事業を発展させ競争に勝利することができたのかもしれません。

 

しかし、ポスト工業主義の時代となって、利益を生み出す仕事が、大規模な工場での流れ作業ではなくて、人と人との関係性、何かを創造すること、専門的な経験・知識の方向に流れ始めています。

工業主義の時代のように、平均的な商品を供給するだけでは、十分な利益を生み出すことができない時代になっているのだと思います。

 

目的をもった人たちが集まり流動的に変化するようになって、特定の人たちに対して柔軟かつ効率的に製品を供給できるようになって、技術の進歩によって消費者が簡単に生産をできるようになって、製品のデザインや商品の供給の仕方やその他の偶然で発生する何かが、大規模な工場での科学的管理法と同じくらい重要な時代になっているのかもしれません。

 

高価な生産手段を所有していなくても、誰もが最善を尽くすことだけで、簡単にそれなりの利益を生み出すことができる時代になっているのかもしれません。

もし労働組合が、団体交渉やサボタージュ、ストライキなどの力を行使して、経営側に対して、ポスト工業化時代に適応するための何かの変革を求めたとしたら、工業時代と同じようにポスト工業化時代においても、労働組合は、資本家にとって必要不可欠な存在となるのだと思います。

 

例えば、サービス労働の現場で働いている労働者が、できるだけ自分たちの裁量でお客さんと接する自由を要求して、それが実現して、お客さんとサービス労働者との信頼関係が構築されて、客数と売上が増加する可能性もあるのだと思います。

 

例えば、自動車のデザインが平凡すぎるということで、クライスラーやゼネラルモータースの労働組合が、1985年にストライキを実施していたとしたら、トヨタ自動車などと比べて、製造現場の自動化・ロボット化や研修が不足していると経営側を追求していたとしたら、 21世紀に入ってからのアメリカ自動車産業の危機は存在しなかったかもしれません。

 

もし、労働組合が、ポスト工業化時代に適応するための人材確保や研修に、あるいは、従業員が気分よく働くための待遇改善に、もっとお金を投入するべきだと経営陣に要求するのだとしたら、それは、資本家の利益にもなるのだと思います。

 

今、大規模な文化や経済のシフトが始まっているのかもしれません。

経営陣や労働組合も、そのことに目覚め始めているのかもしれません。

今、始まりつつある文化や経済のシフトですが、リスキーで馬鹿馬鹿しく見えるかもしれません。

 

 しかし、コネクション経済とインターネットが、今までよりも、より多くの生産手段をより手軽に生み出していると理解することは、次なるステップへの踏み台となるかもしれません。

働く人たちに、それなりのの尊敬、尊厳、待遇が補償されるならば、大きな挑戦が始まるかもしれません。

 

コストカットの上手な経営者が、トップへの競争に勝利して高収入で報いられ、労働組合は、既得権を守ることに終始している状況下では、そのような事は、ほとんど起こらないかもしれません。

しかし、そのような事が起こらないのだとしたら、底辺への競争が続き、最終的には、自分たちの仕事を失ってしまうということも有り得ます。

 



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