エカワ珈琲店のブログ

和歌山市で営業している珈琲屋の雑話です

 
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コーヒーはブームになっています。しかし、喫茶店がブームになっているわけでは無いのだと思います。

  

   

 

 

2015年、かつて経験したことの無いようなコーヒーブームが訪れようとしているのかもしれません。

でも、コーヒーがブームになっているかもしれませんが、喫茶店がブームになっているわけでは無いのだと思います。

 

   

 

コーヒーブームを喫茶店ブームだと錯覚して、安易な気持ちで喫茶店を開業したりすると、大損をすることも有り得るのだと思います。

喫茶店を開業すれば、勝手にお客さんがやって来てくれた時代は、30数年前に終了しています。

現在は、例え、自家焙煎コーヒー豆の喫茶店を開業したとしても、苦難の道が待っている時代で、相当な努力と鍛錬が必要な時代なのかもしれません。

 

1960年代、1970年代、喫茶店商売がブームになっていた時期があります。

都市部でしか成り立たなかった喫茶店商売が、商圏人口数千人で成り立つようになって、その後、2000人程度の商圏人口でも成り立つようになって、最終的には、商圏人口800人で成り立つようになって、店舗数が10数万店に達した1980年代の前半を頂点として、その後、30年以上の長期間に渡って店舗数の減少が続いています。

 

最近、こめだ珈琲店やスターバックスコーヒーなど、喫茶店チェーンの活躍に注目が集まっています。

しかし、独立系の喫茶店は、都会ではともかく、地方の町では店舗数が減少していて、生き残っている喫茶店にも、昔の面影がありません。

 

独立系の喫茶店の場合、商圏人口が数千人~1万人くらい必要だと想定して、コーヒー豆を自家焙煎する喫茶店という営業形態が、最も似合っているのかもしれません。

アメリカのサードウェーブコーヒーで注目されているコーヒー屋さんは、この営業形態をとっているのだと思います。

 

1960年代、1970年代の喫茶店ブームで、大きな果実を手にしたのはコーヒー豆の焙煎屋さんで、喫茶店の経営者が手にしたのは、小さな果実でした。

1980年代の前半を頂点として、喫茶店の店舗数が減少を続けているのですが、喫茶店需要が消滅したわけではなくて、ファーストフードチェーンやファミリーレストランチェーンの店舗へと、あるいはオフィスコーヒーサービスやコンビニエンスストアーの店舗へと分散して行っただけなのだと思います。

 

その流れに抵抗したのが、ドトールコーヒーやこめだ珈琲店なのだと思います。

スターバックスコーヒーは、日本の一般的な喫茶店文化とは異なった、新しい喫茶店文化を日本に持って来ることで成功した喫茶店チェーンなのだと思います。

 

昭和の時代の喫茶店全盛時代、2つの喫茶店文化が存在していたのだと思います。

1つは、商圏人口800人~1000人の一般的な喫茶店文化で、もう一つは、広範囲から集客する必要のある珈琲専門店の喫茶店文化なのだと考えています。

前者の喫茶店文化は、長期間に渡って衰退を続けているのですが、後者の喫茶店文化は、まだまだ健在なのだと考えています。

 

前者は、大量生産・大量消費のマスマーケティング文化に飲み込まれて、同質化してしまって、底辺への競争を繰り広げた結果として、衰退を続けて来たのだと思います。

その間、後者の喫茶店文化は、少量生産・少量消費のマーケティングを駆使して生き残って来たのだと思っています。

 

2015年2月、アメリカからブルーボトルコーヒーがやって来ました。

ブルーボトルコーヒーは、後者の喫茶店文化に影響を受けて、アメリカで成功を収めたコーヒー屋さんだと伝えられています。

ブルーボトルコーヒーなどが属しているアメリカのサードウェーブコーヒー文化と、日本の珈琲専門店的な喫茶店文化とは、大変よく似た文化なのかもしれません。

 

www.ekawacoffee.jp