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エカワ珈琲店の生産性

コーヒー業界ですが、外資系コーヒー企業と新興の一部の元気の良いコーヒー企業を除くと、相当に生産性の低い業界となってしまっています。

食品業界の中では、原料費比率の低い方に入る製品を商っているのに、利益はというと、赤字と黒字の間を彷徨っていたりするわけですから、生産性の高いはずがありません。

 

このコーヒー業界で、比較的、生産性の高い商売を営んでいるのが、パパ・ママ経営の自家焙煎コーヒー豆小売店です。

たとえば、典型的な零細生業、パパママ経営の私たちエカワ珈琲店です。

 

もう何年間も新規投資を行ったことがないので、初期投資の資金など、とっくの昔に回収してしまっています。

自宅兼店舗の軒先商売ですから、家賃の必要もありません。

そして、自宅兼店舗を、仕事にも自分たちの生活にも活用しています。

 

   

 

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もちろん、経費と生活費の区別もあやふやで、仕事をしているのか、生活を営んでいるのか、外部からみれば判別するのが難しい、けじめの無い日々を過ごしています。

ようするに、遊んでいるのか、働いているのか見分け難い気楽な働き方をしているのですが、それでも、夫婦2人、人並みに食べて行けるわけです。

 

エカワ珈琲店は、俗に言う「インフォーマル・セクター」に属する自営業者なのだと思います。

が、損益分岐点売上高が相当に低くても食べて行ける商売構造ですから、生産性の高い商売となっています。

 

パパ・ママ経営で人を雇用する体制になっていないのですから、人件費の伸縮性は抜群です。

売上がよければ人件費が上昇して、悪ければ下降します。

それに合わせて、自分たちの生活レベルを調整するわけです。

 

時間が許せば、副業を営むこともアルバイトで働くこともできるわけで、それも、売上・収入に計上できるわけです。

ただし、エカワ珈琲店の場合、副業やアルバイトの経験はありません。

 

そのような商売構造になっているので、たとえば、日本系の大手コーヒー企業に狙い撃ちされたとしても、生き残ることができる構造になっています。

何といっても、従業者一人当たりの売上ですが、大手コーヒー企業の数分の1の売上で、何とか食べて行けるわけです。

おそらく、私たちエカワ珈琲店ですが、日本系のコーヒー企業と比較すれば、相当に生産性の高い部類にランクされるのだと思います。

 

考えてみれば、コーヒー業界の片隅で棲息している零細生業のパパママ店が、コーヒー業界の主流を歩んでいるコーヒー企業と、同じか、それ以上の生産性を確保しているという所に、日本経済停滞の原因があるのかもしれません。