エカワ珈琲店のブログ

和歌山市で営業している珈琲屋の雑話です

 
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エカワ珈琲店のビジネスインサイト、新しい市場を探して

【クローズアップ】 

 

コーヒー豆自家焙煎店経営

 

コールドブリュー(水出し)コーヒーに関係する幾つかの記事

   

 

 

お客さんが一人また一人と来店してくれなくなってしまって売上の減少が続き始めたとしたら、それまでと同じ客層をターゲットに新聞チラシやダイレクトメールなどを駆使して、○○セールや値下げなどの販促手段を講じたところで、客数も売上も、もう元に戻ることなど有り得ません。

あえげばあえぐほど、泥沼に足を取られてじだばたもがくことになります。これは、エカワ珈琲店が何回も体験したことですから、確信を持っています。

 

エカワ珈琲店の前身、純喫茶コロナ時代にも商売の衰退を経験していて、その時も、もう一度、純喫茶コロナを活性化させようと、あれこれとじたばたしたわけですが、結局は従来の喫茶店市場以外の新しい市場を探し出すことでしか活性化できなかったわけです。

自家焙煎コーヒー豆の小売販売という新しい市場を探し出して、純喫茶コロナからエカワ珈琲店に変身することで、ようやく商売の衰退から脱出することができたわけです。

 

1990年代は地域密着型のコーヒー豆小売店として、地域の家庭需要と店舗周辺の役所や学校のオフィス需要に支えられて経営は順調に推移していたのですが、2002年頃を契機に客数・売上の衰退が始まりました。

その時も、エカワ珈琲店の従来の市場をターゲットにして、値引きやサービスの強化など、あれこれとおろかな販促対策を実施したのですが、何の効果もなくて、自分で自分の首を絞める結果になってしまいました。

 

結局、エカワ珈琲店が泥沼の衰退から脱出できたのは、通信販売という新しい市場を探しだすことができたからです。

何とか衰退からは脱出できたわけですが、焙煎コーヒー豆の通信販売が順調に伸び続けたわけではありません。

 

2010年頃までは、珍しかったのと、販売価格が比較的に低価格だったということで、店舗販売やオフィス向け配達販売の減少分の3分の2くらいを、通信販売の売り上げ増加が補ってくれました。

しかし、2010年頃からは、焙煎コーヒー豆の通信販売に伸びが無くなってしまって、少しずつ下降線を描き始めました。

 

エカワ珈琲店の通信販売は、2010年頃まで、かつての店舗販売での成功体験を基にして、不特定多数のあやふやなお客さんをターゲットとしていたのですが、そこでの競合が厳しくなってくると、零細生業パパママ店のレベルでは市場から弾き飛ばされてしまいます。

それが、エカワ珈琲店の通信販売が、2010年頃から不振を続けている原因なのだと、最近、考えるようになっています。

 

ビジネス・インサイト―創造の知とは何か (岩波新書)

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ということで、一般的な通信販売という、あやふやな新しい市場だけでなくて、エカワ珈琲店の焙煎コーヒー豆を使う生活に意味を見出す人たちという、もっとはっきりとした新しい市場をターゲットに商売を営んでみようかと考えています。

それがエカワ珈琲店のビジネスインサイト、「新しい市場を探して」ということになるのだと、石井淳蔵さんの「ビジネスインサイト(岩波新書)」を読んでいて、そのように考えました。