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さようなら消費共同体

マーケティング

1990年前後に発生したバブル経済が崩壊して、その後の失われた20年の時代ですが、小規模生業商売にとって苦難の時代だったのだと思います。

現在(2016年)、新しい小規模生業商売が誕生しつつあって、小規模生業商売苦難の時代が終焉しようとしているのを感じることができます。

 

おそらく、大手・中堅企業の商売を支えていた消費共同体が「ゆらい」で来ているのだと思います。

ということで、2010年6月23日に「エカワ珈琲店の出来事」に投稿した『さようなら消費共同体』を再掲載しました。

 

 

商人家族と市場社会―もうひとつの消費社会論

商人家族と市場社会―もうひとつの消費社会論

 

 

さようなら消費共同体(2010年6月23日)

「常連のお客さんだけで、何とか食べていくだけは稼がせてもらえる」のが、小規模生業商売の特徴です。

一定の固定客を確保できる商圏さえあれば、繁盛することは無いかもしれませんが、十分に食べていくだけは稼げるわけです。

 

だから、大半の小規模生業商売は、地域密着型の商売になっているのだと思います。

宣伝広告費を投入するお金がなくても、「常連のお客さんだけで、ご近所のお客さんだけで」何とか商売が成立するのが、小規模生業商売の特徴です。

 

既存のマスメディアを利用する宣伝広告活動ですが、異常に費用が高くなっているわけで、小規模生業商売の経営者が、そのような費用を負担できるはずがありません。

小規模生業商売には、マスコミを利用する宣伝広告活動を実施しなくても商売が成立するという条件が必要になります。

 

「この商売で繁盛させてみよう」と、無鉄砲に何も考えずに千客万来を期待して小規模生業商売を立ち上げて、だけど、千客万来の繁盛を実現できていない店でも、何とか商売が成り立っているという不思議な現象が見られたのはバブルの時代までの話です。

 

小規模生業商売の市場ですが、大手・中堅企業に残された最後の国内市場だったということで、テレビ・新聞・雑誌というマスコミを利用して、大手・中堅企業が、競うように「残された最後の国内市場」に進出してきました。

そして、20年ほどの期間で、小規模生業商売は自分たちの開拓した市場から追い出されてしまいました。

 

テレビ・新聞・雑誌というマスコミが主導する、高度な消費共同体が完成したわけです。

その高度な消費共同体、完成された大量生産・大量消費型社会ですが、最近、「ゆらぎ」が見えはじめています。

インターネットが普及して、ウェブサイトを利用して、誰でも簡単にお金を使わずに情報を発信できる時代になったのですから、当然のことなのかもしれません。

 

20年先、30年先のことは予測できませんが、これからの十数年間については、種々雑多な新しい小規模生業商売が登場してくる予感があります。

小規模生業商売を営んでいるのなら、ウェブサイトを通じて手に入る情報を選択・収集するべきで、間違っても消費共同体の象徴たるマスコミ情報に頼よってはいけないと考えるわけです。

 

小規模生業商売を営む自己雇用者にも、少しは希望のもてる社会がやって来るかもしれません。

その流れに乗り遅れないようにと、日々、ウェブ情報を選択・収集している今日この頃です。

 

【2016年2月14日記述】

インターネットを利用すれば、ものすごく少ない資本で簡単に小規模生業商売を営むことができる時代になりつつあるのだと思います。

徐々にですが、消費共同体の影響力が弱くなっているのを感じているエカワ珈琲店の今日この頃です。