エカワ珈琲店のブログ

和歌山市で営業している珈琲屋の雑話です

 
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「個人事業の研究」再び

【クローズアップ】 

 

コーヒー豆自家焙煎店経営

 

コールドブリュー(水出し)コーヒーに関係する幾つかの記事

   

 

 

もう、10年とちょっと前(2006年~2007年頃)だったと思います。

その頃、「新しい市場の作りかた」の著者三宅秀道さんのブログ『福耳コラム』で、その頃のエカワ珈琲店のメインサイトに掲載していた「純喫茶コロナ物語」を好意的に取り上げて頂いたことがあります。

 

ファミリービジネス、コミュニティービジネスの研究の参考になったと紹介してくれていました。

新しい市場のつくりかた

新しい市場のつくりかた

 

 

当時(2006年~2007年頃だったと思います)、「福耳コラム」は、多数の愛読者を持っているブログで、三宅秀道さんの講義内容(大学での)を録音して、文字おこしした記事が人気を博していました。

その「福耳ブログ」で紹介してもらったわけですから、有頂天になるのは当たり前なのだと思います。

 

そして、有頂天になっていたエカワ珈琲店が、その頃エントリーしたブログ記事が『個人事業の研究』です。

その「個人事業の研究」を、少しだけ内容を修正して再掲載します。

 

個人事業の研究

個人事業の研究と言う分野ですが、コンサルタントとしてではなくて、学者の立場で研究されている方は、それほど多くないのだと思います。

 

商店街の商店をはじめ自営業者は、商売の勉強を怠っているわけではありません。ほとんどの自営業者は、商店経営関係の書籍を何冊か読んだ経験を持っています。

それが証拠に、10年くらい前(1990年代の中頃)までは、書店の本棚に数多く商店経営関係の本が並んでいました。

現在(2016年)は、商店が減少してしまったので、書店の本棚から商店経営関係の本が消えています。

 

商店街の二代目・三代目は、10代・20代の頃、裕福だったわけですから、大学で勉強した経験や海外留学の経験を持っている方も大勢います。

役所の産業担当課や商工会が開催する講習会や勉強会に、積極的に参加したりもしています。

しかし、商店街は衰退してしまって、街中から自営業者の商店が消えてしまって、商店街再活性化を目的に公的資金が投下されるのですが、商店街や商店が再活性化したという事例はほとんどありません。

 

高齢だから店を畳むのではなくて、極端な売上げ減少が店を畳む理由ですから、新たに自営業に参入する方も少なくて、自営業者の数が減り続けているわけです。

自営業者の衰退を、努力不足という意見もありますが、努力をしているつもりでも衰退して行ったわけです。

商店街や自営業者の商店が孤立無援だったわけでもなくて、役所の産業担当課や商工会(or商工会議所)の協力なバックアップを受けていたわけですが、それでも、衰退して行ったわけです。

 

そこで、考えるわけです。その努力の仕方が、時代と合わなくなっていたのだと・・・。

 

書店に並んでいた商店経営の書籍、コンサルタントの指導、役所の産業担当課や商工会(or商工会議所)のバックアップ、それらが時代に適合しなくなっていたのだと考えるわけです。

考えてみれば、本を何冊も書いている著名な経営コンサルタントの方がいて、末端の経営コンサルタントは、その方の理論に基づいて自営業者を指導していて、役所の産業担当課や商工会(or商工会議所)は、著名な経営コンサルタントに指導を仰いでいるわけですから、頭の部分が時代とズレていれば、末端までズレてくるわけです。

 

役所の産業担当課が開催する講習会に参加して、そこで経営コンサルタントの話を聞くと、自分が以前に読んだことのある商店経営の書籍と似たような内容の話だったとします。

そうすると、自分の頭の中にあるイメージと一致するわけですから、気持ち良く話しを聞くことができて、自分自身の経営手法を肯定してしまいます。

そして、努力が不足しているから仕事が上手く運ばないのだと思い込むことになって、頭の切り替えができなくなってしまいます。

 

どうも、私たち自営業者は、そのようなジレンマに落ち込んでいたのだと思います。

それもこれも、個人事業を対象とした学術的な研究が少ないからだと、責任転嫁かもしれませんが考えるわけです。

 

何年か(10年とちょっと)前、エカワ珈琲店が『福耳コラム』さんにたどり着いたのも、個人事業者向けの新しい考え方を求めてでした。

検索の上手下手もあるかもしれませんが、膨大なインターネット内の情報量をもってしても、ヒットするものが少なかったと記憶しています。

 

個人事業というものは起業の初期形態ですから、個人事業主の減少は、日本経済全体にも悪い影響を与えるはずです。

起業イコール冒険ということになれば、職業選択の幅が少なくなってしまいますから、個人事業に関する研究は、絶対に必要なのだと思います。

 

余談ですが、21世紀の先進国経済をけん引するのがマイクロビジネス、スモールビジネスだとする考え方もあるわけで、google検索で「micro business」や「small business」を検索すると、ものすごい量の種々雑多な情報が現れます。

21世紀に入ってからの日本経済の停滞・衰退ですが、もしかしたら、日本のマイクロビジネス、スモールビジネスに元気が無いからなのかもしれません。

 

【イトーヨーカドーネット通販】

 

追記/2017年2月26日

上記の記事は、2006年に投稿した記事ですから、10年とちょっと前の記事です。

2017年になっても、地方の町の中心商店街や地域商店街は、あいかわらずシャッター商店街のままですが、個人事業主を取り巻く環境は、少しだけですが変化しているように感じられます。

 

10年前のエカワ珈琲店は、大企業との戦いに疲れ果てて窮地に陥っていたわけですが、現在(2017年)のエカワ珈琲店は、少しだけですが心に余裕を持った商売を営んでいます。

 

もう二度と、クジラ(大企業)に飲み込まれるプランクトン的な商売をするつもりはありません。

クジラが飲み込んだら体調不良になる、危険な魚のような商売に徹して行こうと考えています。