読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる
 
Yahoo!ショッピング  ロハコ  アマゾン  楽天市場   ノート(有料記事)  エカワ珈琲店  
 

エカワ珈琲店版、珈琲入門 【1】コーヒーノキ

有料記事

note を通じて有料販売している『エカワ珈琲店版、珈琲入門 【1】コーヒーノキ』の記事約半分(約3300字)を、このページに掲載しています。

記事全文(約7500字)は、note の下記ページから購入して頂けます。

 ↓↓↓

note.mu

 

 

コーヒーは、世界の70か国以上の国々で生産されています。

世界の国々の3分の1の国が、第1次産品であるコーヒーを生産しているということで、それだけの需要が存在しているのだと思います。

 

アルコール飲料を除く世界の三大嗜好飲料であるコーヒー、茶、ココアですが、コーヒーはアカネ科、茶はツバキ科、ココアはアオギリ科の植物です。

それぞれが、人類との長い歴史的経緯を持っているのですが、特に、コーヒーについては、三者の中でも普及が目覚ましくて、地球全土にくまなく浸透しています。

 

コーヒーノキ

コーヒーノキは、主に、熱帯、亜熱帯地域に属する70カ国以上の国々で栽培されています。

コーヒーノキは、アカネ科の植物で常緑の熱帯性低木です。

学名はコフィア・アラビカ(Coffea arabica)、和名はアラビカ・コーヒーノキと命名されています。

 

コフィア属には幾つもの種(50種or60種)がありますが、そのうち商業的に重要なのは、アラビカ種とカネフォラ種(通称ロブスタ種)です。

栽培種の75~80%を占めていて、品質評価も高いのがアラビカ種です。

あまり人気が無いのですが、アラビカ種とロブスタ種以外の有用品種として、リベリカ種、エクセルソ種、モーリティアナ種、ラセモサ種などが知られています。

 

アラビカ種の原産地は、エチオピアの南西高地(アビシニア高原)、スーダン南東部のボマ高地、ケニア北部のマーサビット地区だと考えられているようです。

カネフォーラ種(ロブスタ種)は、サブサハラ、アフリカの西部と中心部、ギニア、ウガンダ、南スーダンが原産地だと考えられています。

アラビカ種は自家受粉、ロブスタ種は他家授粉です。

f:id:ekawa:20160601111813j:plain

(※)写真は、Coffee network(兼松株式会社)からの引用。有料記事に、この引用写真は掲載していません。

 

栽培種

コーヒーノキには、数十種類以上の「種」が確認されています。

そのうち、現在、商業的に栽培されているのが、アラビカ種とロブスタ種です。

栽培に占める割合は、アラビカ種が約8割、残りの約2割がロブスタ種(カネフォラ種)で、その他に、ほんの少しだけリベリカ種が栽培されているようです。

 

20世紀の時代、ほんの少しだけ栽培されているリベリカ種も加えて、アラビカ種、ロブスタ種(カネフォラ種)を三大原種と呼んでいましたが、現在(21世紀)では、アラビカ種とロブスタ種を二大栽培種と呼んでいます。

アラビカ種はエチオピア原産で、古くからアラビア半島で栽培されていたコーヒーノキが、世界各地に移植されて、栽培地域が広がって行ったのだと思います。

 

ロブスタ種は、カネフォラ種の代表的な一変種ですが、現在では、カネフォラ種=ロブスタ種ということで、カネフォラ種のことをロブスタ種と呼んでいます。

19世紀末、ペルギー人科学者エミールローランが、アフリカのコンゴ盆地で発見した品種です。

 

リベリカ種は、コンゴでロブスタ種が発見されたのと同じ頃、アフリカ西海岸のリベリア共和国で発見された、樹の高さが10mにも達する頑健なコーヒーノキです。

 

アラビカ種

アラビカ種は、アビシニア(エチオピア)が原産地で、古くから対岸のアラビア半島南部で栽培されていたコーヒーノキが、世界各地に移植されて、栽培地域が広がって行ったと考えられています。

 

樹の高さは5~6メートル、葉は10~15センチメートルぐらいで、葉の表面は濃緑色です。

栽培には、気温15度~25度、標高500~2000mの傾斜地が適しています。

 

アラビカ種は、他の品種と比較して、香味が最も優れています。しかし、高温に弱くて、病虫害にも弱いという欠点があります。

 

アラビカ種の主な品種

アラビカ種の代表的な品種は、以下の品種です。

 

(1)ティピカ種

1700年頃、オランダが、インド産のコーヒーノキをインドネシアのジャワ島に移植して、栽培に成功しました。そのコーヒーノキを先祖とする品種群。

 

(2)ブルボン種

ブルボン島(現在はレユニオン島)のコーヒーノキが、ブラジルに移植されてできた品種群。ブラジル・サントスの名前で有名。

 

(3)アマレーロ
果実が黄色に熟する品種です。

 

(4)カトゥラ
ブルボン種の突然変異種。
標高700メートル以上の高地での栽培に適し、直射日光やさび病に強い品種です。

 

(5)ムンドノーボ
ブルボンとスマトラを交配させて改良した品種で、プラジルを代表する多収穫の品種ですが、樹高が伸びすぎるという欠点があります

 

(6)カトゥアイ

ムンド・ノーボの樹高を抑えるために、カトゥラと交配させて品種改良した品種です。

 

(7)マラコジペ

ブラジルのバイア州マラコジペで1870年に発見された、アラビカ種の突然変異種。

樹高、葉、果実ともに大きく、種子の大きさは、アラビカ種の中で最大。

 

(8)カティモール

耐病性のあるティモール(アラビカ)とカトゥラを、人工的に交配させたさび病耐性の強いハイブリット(混血)。

 

ロブスタ種

19世紀の末、ペルギー人科学者エミール・ローランが、アフリカのコンゴ盆地で発見したと伝えられています。

 

ロブスタ種は、学名「カネフォラ種ロブスタ」と命名されている品種で、コーヒーに最大の被害を及ぼす「葉さび病菌(ヘミレア)」に対する強い抵抗力を持っていると言われています。

その後、野生のロブスタ種のコーヒーノキが、ウガンダやルワンダでも発見されているようです。

 
風味、品質がアラビカ種よりも劣っていると考えられていますが、カフェインを始め、コーヒー有効成分の抽出量が多くて価格も安いので、アラビカ種とのブレンド用やインスタントコーヒーの原料として重宝されているようです。

 

栽培適地

アラビカ種やロブスタ種といったコーヒーの樹の栽培原種(品種)は、世界各地の栽培適地に移植されて、それぞれの土地の気候風土に適するように栽培方法の改良・工夫がなされています。

コーヒーノキの栽培には、肥沃な水はけの良い土壌が必要だと言われています。

 

また、年間を通じて平均した気温と降雨量、適度な日陰や冷気などの様々な条件が必要になるようです。

その条件を満たすのが、南北回帰線の間の熱帯地方で、コーヒーノキの栽培適地だと考えられています。

 

世界各地のコーヒー産地は、赤道を挟んで南・北緯25度の地帯(熱帯地域)にあります。

この地域を、コーヒーゾーンまたはコーヒーベルトと呼んでいます。

 

コーヒーノキの病気と霜害

コーヒーの病気は、知られているだけで300数十種類を超えていると思われます。

その中でも、最も大きな被害を及ぼしている最悪の病気は、さび病菌「ヘミレア(Hemileia vastarix)」による葉さび病(Coffee Leaf Rust)だと言われています。

 
葉の裏側にさび病菌が付着すると、オレンジ色の斑点が出てきます。
その斑点の色が次第に濃くなって、光合成機能が失われて、葉が枯れて、収穫量も著しく少なくなって、2~3年後には、木全部が枯れてしまいます。

 

1861年、アフリカのビクトリア湖周辺で発見されたコーヒー葉さび病は、アジア、アフリカで栽培されていたアラビカ種のコーヒーノキに多大な被害をもたらしました。

スリランカ(セイロン島)のアラビカ種のコーヒーノキは、1960年代の末までに全滅してしまって、それ以後、コーヒーノキの栽培から、紅茶の栽培に切り替わったという話は有名です。

f:id:ekawa:20150917173819j:plain

 

コーヒーノキの天敵は、コーヒーノキの病気だけではありません。

高地で栽培されるコーヒーにとって一番恐ろしいのは、霜による被害です。

 

僅か一晩の霜のために、栽培地域全域が壊滅的な被害を受けます。

1975年、ブラジルでは、この霜害で20億本の木のうち、15億本が被害を受けて、生産が半減してしまいました。

 

記事全文は、noteにて有料で購入して頂けます。

  ↓↓↓

note.mu