年老いた珈琲豆焙煎屋のブログ

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飲食店・オフィス向け業務用コーヒー市場は、提案型営業で優劣を競う時代へ

 世界最大のコーヒー企業の日本法人「ネスレ日本 」ですが、オフィスコーヒーサービス市場での存在感が増しています。  

カプセルコーヒーやカプセルティーを購入してもらうのに、最新式で高額の抽出マシーンを無料レンタルする販促が成功しているようです。

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最近では、オフィスコーヒーサービスで成功した手法を、家庭用カプセルコーヒー市場でも採用しています。

こちらの方は、オフィスコーヒーサービスでの成果ほどでは無いにしろ、ある程度成果が出ているようです。

  

そして、最近では、飲食店向け業務用コーヒー市場でも攻勢をかけているようで、1台数十万円はする業務用マシーンを無料レンタルするという手法で、カプセルコーヒーやカプセルティーの販促活動を展開しています。

ネスレ日本の飲食店向け業務用コーヒー市場での販促活動は、コーヒー業界関係者には不評のようですが、消費する側には、購入する購入しないに関わらず比較的好評を得ているようです。

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飲食店向け業務用コーヒー市場は、40年以上前の昔から、コーヒーミルや店の看板などをコーヒー豆供給側が無料レンタルするのが当たり前の市場です。

ということで、日本系の大手コーヒー企業も、1セット数十万円はする窒素入りアイスコーヒー保存製造装置や、同じく数十万円近くするコンビニ用コーヒーマシーンを無料レンタルする販促を開始しているようです。

もちろん、対象は小さな喫茶店・飲食店では無くて、コーヒーの大量消費を期待できるホテルやスーパーマーケットなど限定だと思いますが。

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今後、大手・中堅コーヒー企業による飲食店、コンビニ、食品スーパー、それにオフィスを含む業務用コーヒー市場争奪戦は、これまでの「買ってください」営業から、窒素アイスコーヒー保存製造装置やカプセルコーヒー・ティー用マシーンの無料レンタルなどを含む提案型営業で優劣を競う方向に進んで行くのだと年老いた珈琲豆焙煎屋は考えています。

 

その昔、年老いた珈琲豆焙煎屋が脱サラしてコーヒー豆自家焙煎店の仕事に従事した頃(20年以上前)、コーヒー豆自家焙煎店と言っても、レギュラーコーヒーの市場で商売をしていて、何とか食べて行くことが出来ていました。

しかし、今(2016年)は、コーヒー豆自家焙煎店がレギュラーコーヒーの市場で生き残って行くのは無理な環境になっています。