Yahoo!ショッピング  ロハコ  アマゾン  楽天市場   ノート(有料記事)  エカワ珈琲店  
 

街角でコーヒーを飲む文化の変遷

【クローズアップ】 

 

コーヒー豆自家焙煎店経営

 

コールドブリュー(水出し)コーヒーに関係する幾つかの記事

   

 

 

「街角でコーヒーを飲む文化」ですが、1960年代から1980年代にかけては、「街角の喫茶店でコーヒーを飲む文化」だったのだと思います。

1960年代、街角の喫茶店でコーヒーを飲んでいたのは、中小企業の社長さんや商店街の商店経営者など、街の社長さんたちでした。

 

f:id:ekawa:20160726212618j:plain

 

当時は、街中の中小企業や商店の数が、現在(2016年)とは比べ物にならないくらい多くて、街の社長さんたちの懐具合も豊かだったわけです。

「日本の中産階級=街の社長さんたち」という図式が成り立っていたのだと思います。

街の社長さんたちのたまり場だったので、1960年代の喫茶店は儲かったのだと思います。

 

1970年代になると、街角の喫茶店でコーヒーを飲む人たちの中にサラリーマンの姿が目に付くようになります。

街角の喫茶店でコーヒーを飲むサリーマンの人たちも、比較的に収入の多い生活に余裕がある人たちで、日本の中産階級に仲間入りして来た人たちでした。

 

1980年代、喫茶店でコーヒーを飲む人たちの中心はサラリーマンたちになっていて、街の社長さんたちの姿はあまり目立たなくなっていました。

日本の中産階級の中心がサラリーマンたちに移動していて、その結果として、1980年代の中頃の喫茶店数は10数万店を超えていました。

 

2016年の現在、喫茶店チェーンの店舗数を加えても、喫茶店の店舗数は全盛期の半分以下になっていて、個人経営で独立系の喫茶店やカフェは、儲けられない商売の代表みたいな存在になっています。

 

ということで、「街角の喫茶店でコーヒーを飲む文化」を支えていたのは、その時代に日本の中産階級を形成していた人たちだとエカワ珈琲店は解釈しています。

1980年代になると、街角の喫茶店でコーヒー飲む文化の担い手だった人たちの中で、主に家庭でコーヒー淹れて飲む人たちが増加して行きました。

1980年代の半ば以降、自家焙煎コーヒー豆小売店が登場して来て、家庭向け焙煎コーヒー豆が手に入りやすくなったから、家庭でコーヒー淹れて飲む人たちが増加したのだと思います。

 

「朝、家庭でコーヒーを飲む文化」の担い手も、日本の中産階級を形成している人たちでした。

1980年代の半ば頃から、オフィスコーヒーサービスというビジネスが登場して来て、日本の中産階級の中核を占めているサラリーマンたちは、職場でコーヒーを淹れて飲むようになりました

 

「朝、家庭でコーヒーを飲む文化」と「職場でコーヒーを飲む文化」の拡大は、「街角の喫茶店でコーヒーを飲む文化」の縮小を意味していました。

そして、街角から個人経営の喫茶店が姿を消して行くようになりました。

 

1990年代、スターバックスコーヒーが日本にやって来て、「街角のスターバックスでコーヒーを飲む文化」が芽生えました。

2000年代になると、スターバックスコーヒーに刺激されて、ドトールコーヒー、ターリーズコーヒー、こめだ珈琲店などの喫茶店チェーンも頑張った結果として、「街角の珈琲店・喫茶店チェーンでコーヒーを飲む文化」が、徐々に拡大して行きました。

喫茶店・珈琲店チェーンの頑張りもありました。

 

2010年前後から、「街角のコンビニでコーヒーを飲む文化」が注目されるようになって、現在(2016年)、絶好調で推移していて、「街角のコンビニのレストラン化」をコーヒーが後押ししているように感じられます。

 

今後、ショッピングセンターのフードコートや食品スーパーのイートインなど、「街角のスーパーマーケットでコーヒーを飲む文化」が登場して来るのだと思います。

「街角でコーヒーを飲む文化」ですが、かつての喫茶店ブームを凌駕する勢いで拡大して行くのだと思います。

 

ということは、「街角でコーヒーを飲む文化」に焙煎したコーヒー豆を供給するロースター(コーヒー豆自家焙煎店を含めて)には、楽しい近未来が待っているということを意味しているのだと思います。

 

エカワ珈琲店の場合、店主の60歳半ばという年齢と家庭の事情から、「街角でコーヒーを飲む文化」に積極的に関与することは無理ですが、もしも、あと20歳、あるいはあと10歳若ければ、楽しい近未来を追いかけることになるのだと思います。