年老いた珈琲豆焙煎屋のブログ

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喫茶店もマーケティングとブランドの時代に突入している

1970年代、1980年代、時間が余れば喫茶店という雰囲気が充満していました。

時間をつぶしに行こう、ちょっと会話をしに行こう、誰々さんに会いに行こうと、誰もが喫茶店に「コミュニティー空間」を求めていました。

喫茶店は、コミュニティー空間を提供するサービス主体の商売で、コーヒーや軽食の販売は「おまけ」だったわけです。

ですから、冷凍食品・レトルト食品主体の軽食や、どの店も同じ焙煎会社さんのコーヒー豆を使っていても、それなりに繁盛することができたのだと思います。

 

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【目次】

個人経営の喫茶店は減り続けている 

それも今は昔のことで、現在(2020年1月)、独立系喫茶店の店舗数は全盛期の4割近くになっているのですが、まだまだ減少傾向が止まりそうにありません。

社会の雰囲気が変わってしまったのか、独立系の喫茶店が変わってしまったのか、その両方なのかと考えたりするのですが、どのように考えても、独立系の喫茶店が変わってしまったとは考えられません。

社会の雰囲気が変わってしまっているのに、独立系の喫茶店が昔のまま変化していないから、独立系の喫茶店にお客さんが来なくなってしまったのだと考えています。

時間つぶしにも、友人・知人との会話にも、誰々さんとの出会いにも、独立系の喫茶店を利用する必要が無くなってしまったのだと思います。

喫茶店の客単価では、行列が出来なければ儲けられません。

 

喫茶店チェーンビジネスは繁盛していますが 

現在(2020年1月)、アメリカ発のコーヒーブームが日本にも上陸していて、喫茶店やカフェの新規開業が増えているので、喫茶店商売が復活しつつあるように見えます。

しかし、現在のコーヒーブーム(喫茶店ブーム)の恩恵を受けているのは、喫茶店チェーンやマスコミに頻繁に登場する有名店で、無名の独立系喫茶店(個人経営の喫茶店)にお客さんが押し寄せているという話は聞こえてきません。

喫茶店チェーンや有名な喫茶店のマーケティングと比べて、無名の独立系喫茶店のマーケティングが相当に劣っているのだと思います。

何んといっても、無名の個人経営の独立系喫茶店は、マスコミに登場できる機会が極端に少ないか、全く登場できないわけですから。

 

昔はマーケティングは必要無かった

1970年代、1980年代なら、漫画本を読みに行く、スポーツ新聞を読みに行く、テーブルゲームを楽しみに行くと、時間つぶしに行く喫茶店で十分に稼ぐことができたのだと思います。

しかし、現在(2020年1月)は、個人経営の独立系喫茶店であっても、マーケティングが必要な時代になっているのだと思います。

幸い、現在(2020年1月)は、お金をそれほど使わなくてもマーケティングが可能な時代になっています。

 

マーケティングは知ってもらうことから始まる 

自前のサイトを作成してお客さんとつながることも、フェイスブックやツイッターのようなSNSを通じてお客さんとつながることもできます。

フェイスブックなどのSNSは無料で利用できて、自前のサイト作成も、Jimdoなどのクラウド型ホームページ作成サービスを利用すれば、1か月1000円~1500円くらいで簡単にホームページを作成することができます。

また、近年、ラクスルのような印刷・チラシ配布のプラットフォームが登場して来て、ふた昔前なら考えられなかったような価格でパンフレットやチラシの印刷が可能です。

店舗周辺へのチラシ配布も、ラクスルを利用すれば手間暇をかけずに配布できます。

www.ekawacoffee.work

 

コーヒー豆自家焙煎も 

個人経営の独立系喫茶店の場合、コーヒー豆の自家焙煎も有効なマーケティング手段になるかもしれません。

コーヒー生豆も、ネット通販で簡単に手に入ります。

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