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和歌山県の人口の今昔物語

和歌山県の推計人口ですが、2016年4月1日現在、95万8018人(全国40位)と、100万人を割ったと騒いでいた2010年から約4万人減少しています。

1955年(昭和30年)に100万人を突破、1982年(昭和57年)には109万521人を記録しました。

その後、人口が減ったり増えたりしていたのですが、1996年以降は減少を続けているようです。

 

 

 

都道府県の人口で100万人に満たないのは、和歌山県を含めて9県で、近畿2府4県では和歌山県だけです。

和歌山県は、日本列島の中央部に位置しています。また、串本町の潮岬は本州の最南端に位置していることで知られています。

 

和歌山県の総面積は4726平方キロで、紀伊半島の西斜面を占めています。

総面積の約81%を山地が占めている山国で、可住地は総面積の約20%にすぎません。

総面積では全国30位の広さなのですが、可住地の面積は全国41位と、近畿2府4県の中では最低となっています。

 

和歌山県の北部、紀ノ川流域には平野部が存在しているのですが、南部となると、海岸線の近くまで山間部がせまってきています。

和歌山県の人口の半分は、和歌山市とその周辺に集中しています。

中央官庁の出先機関や和歌山県庁、それに大きな工場や地場産業が集積しているからです。

 

和歌山市とその周辺への人口集中ですが、今にはじまった現象ではなくて、大昔から、そうだったみたいです。

1500年代、戦国の時代、和歌山市とその周辺は、和歌山県内の住民の3分の1が暮らしている産業が発達している都市化した地域で、海外貿易・国内貿易も活発で、ヨーロッパからやって来た宣教師に言わせると、裕福な農民たちの国だったわけです。

ちなみに、当時、地方に居住している人を一括りに農民と呼んでいたようです。

 

和歌山県の南部はというと、農耕地・可住地が極端に少ないので、当然のこと、人口は少ないわけです。

農耕地が少ないわけですから、農耕以外に生活の糧が必要ということで、戦国の終わり頃までは海上交通手段を利用して日本全国を飛び回っていました。

 

和歌山県の人口構造は、数百年間、それほど変化していないのだと思います。

ただ、和歌山市とその周辺および和歌山県全体の活力は、戦国時代の頃と比べると減退しているかもしれません。

 

ということで、和歌山県の人口が全国40位で100万人に満たないという現象ですが、それほど大変な事でも何でもなくて、100万人前後の人口が、和歌山県の適正人口なのかもしれません。