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底辺への競争と永遠の不況にさようならを

セスゴーディンさんに聞いてみよう


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seth godin's(セス・ゴーディン)ブログの「The forever recession (and the coming revolution)」を読んでいて、「そうなのだ!!」と合点するものがありました。

日本の失われた20年も、後半部分については『底辺への競争』の結果としての『永遠の不況』なのかもしれません。

 

(2016年9月3日、和歌山市の七曲り市場で開催された夜市です。)

 

ということで、解釈間違いも多々あるかもしれませんが、エカワ珈琲店のブログに意訳して引用させて頂きました。

日本語による引用・要約ですから、原文(英文)については、下記ページにて確認してください。

 

seth godin's(セス・ゴーディン)ブログの「The forever recession (and the coming revolution)」は、2011年9月29日付けの記事です。

 

 

景気循環型の不況なら、必然的にやって来て、ある一定の期間を経過した後、必然的に去って行きます。

政治が介入することで、不況の期間を短くすることもできます。でも、無理な不況対策は、有害であって無駄そのものです。

 

2010年前後の北米大陸の不況は、その景気循環型の不況ではなくて、新しい形の不況・『永遠の不況』だったのだと思います。

生産性が向上することで、良好な仕事が減少して、失業が増加して、消費意欲が減少するタイプの不況だったのだと思います。

 

21世紀のアメリカ経済ですが、ポスト工業社会の経済に向かって突き進んでいるのだと思います。

工業製品の輸出が増加して、大規模な設備投資が実施されて、工場雇用が回復すると信じることができません。

 

インターネットが普及して、多くの非効率なシステムに必要以上のお金を支払うことが無くなりつつあります。

インターネットの普及によって、全てのデジタルデータが結合されて、20世紀の工業時代に作り出された仕事を広範囲に排除しつつあるのだと思います。

 

コミュニティーが、企業誘致や産業育成のために、減税・労働基準・環境基準の緩和を競うことで、労働環境や自然環境・社会福祉などが最低水準に向うことを『底辺への競争』と呼んでいます。

問題は、誰もが、この『底辺への競争』に巻き込まれる可能性があることです。そして、その『底辺への競争』が『永遠の不況』を生み出しているのだと思います。

 

最新鋭の工場は、20世紀の工業時代のシンボルでした。

都会のビルディングの群れは、あらゆる職種の事務作業や営業活動の拠点が一箇所に集積しているということで、工業時代の企業にとって大変効率的でした。

 

集積度の低い地方の町は、大量生産の利益とは無縁の存在ですから、衰退して行くのが自然の道理だったのだと思います。
衰退を食い止めるためには、企業の工場を誘致する必要があったのだと思います。

 

20世紀の工業時代、地方の町の工場では、それなりの賃金で労働者を雇用することができました。

21世紀に入って、経済のグローバル化のスピードが速くなって、そのシステムが崩壊しつつあるのだと思います。

 

インターネットが普及して経済がグローバル化することで、地理的な障害が排除されて、賃金や商品・サービス価格のフラット化・低価格化が進行しているのだと思います。
誰もが、代替可能な仕事や商品に必要以上のお金を支払うのは馬鹿げていると思い込むようになってきているのだと思います。

 

産業革命とともに始まった工業時代は、次第に勢いが衰えつつあります。もはや、工業時代に活躍していた産業が、経済を成長させるエンジンとなれないのだと思います。
 

これは、時代の変換点を意味しているのだと思います。

誰もが従来型(20世紀型)の安定を望んでいるのだとしても、それを手に入れるのは無理な状況が出来上がりつつあるのだと思います。工業化時代は、終焉を向かえつつあるのだと思います。

 

でも、悲観的な議論ばかり繰り返していても、未来は開けません。

インターネットと経済のグローバル化に起因する新しい産業革命は、多くの種類の新しい生産力と新しい機会を作り出しています。

この新しい産業革命によって作り出される富の大部分は、工業時代の従来型(20世紀型)の仕事によって生み出されるわけではありません。

 

ラップトップコンピューターを持っていて全世界とつながることができれば、誰もが工場を所有している状態を作り出すことができる時代になりつつあります。

物理的に一箇所にてシステム化した大規模な工場の代りに、1つ1つの小規模な工場が、労働と資源を結びつけ価値を作り出し、消費者の注目を集めることが可能になりつつあります。

 

もちろん、多くのストレス、試行錯誤、ジレンマが発生するのだと思います。

誰も、新しい産業革命によって富を生み出す方法を、教えてくれません。誰も、新しい産業革命によって富を生み出す訓練を受けていません。

 

まず、新しい仕事を実行してみるしかありません。その結果、新しい仕事で成功を収めるかもしれません。

新しい仕事は、小さなプロジェクトの集合体のように見えるかもしれません。

新しい仕事は、工業時代の従来型(20世紀型)の仕事を、小規模にしたようなものに見えるかもしれません。

 

ある人は、インターネットとグローバル経済によって作り出される工場を、それぞれの専門家(職人、技術者)のプラットホームであると理解するかもしれません。

このプラットホームは、不特定多数の人たちの生き残りを保証するだけでなくて、不特定多数の人たちにはるかに大きくて公平な競争の場を提供してくれます。

しかし、全世界で何億人もの人たちが、そのチャンスを持っています。

 

時代の流れは、私たちの意識と無関係に変化して行くのだと思います。

その変化に対応する一つの方向は、できるだけ何事にも期待を持たないことです。そして、もう一つの方向は、『頂上への競争』なのだと思います。

 

『頂上への競争』の始まりは、何かを待ち望んでいる誰かに、その何かの提供を開始することなのだと思います。

そして、『頂上への競争』では、イノベーション(変革)とインスピレーション(ひらめき)をベースとして、マーケティングの比重がより大きくなって行くと想像しています。

 

速く、安くを求められる企業の工場雇用は、今後も減少して行くのだと思います。

企業の工場に代って、人と人がつながる形の工場が影響力を発揮する時代になるのだと思います。

 

これは、従来型(20世紀型)の私たちの期待を変更する必要があることを意味しています。

仕事のトレーニング方法や、将来の働き方(工業時代の働き方)を変更する必要があることを意味しているのだと思います。

それでも、もはや存在しない現状(従来型の期待)を追い求めるよりは賢明なのだと思います。

 

永遠の不況は、経済成長が続く期間によってフォローされています。雇用の創出は、偶像崇拝にすぎません。

新しい産業革命は、そのうちに、私たちの社会の構造を変えてしまうのだと思います。

 

私たちの誰もが、社会の変化を望んでいるわけではありませんが、そのうちに、新しい産業革命に参加することになるのだと思います。

私たちが、新しい産業革命による新しい仕事に取り掛かることで、永遠の不況による苦痛が取り除かれて行くのだと思います。

 

新しい産業革命は、工業時代をもたらした産業革命と、少なくとも同じくらいの大きさを持っているのだと思います。

工業時代をもたらした産業革命は、社会の構造のほぼ全てを変えてしまいました。

 


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