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煎りたて新鮮、香りの良い焙煎コーヒー豆市場は、未開拓の成長市場だと思います

珈琲商売

小説家やノンフィクション作家は、お互いにお互いを評価し合うことで作品の品質を競い合っています。

そして、評価し合って競い合うことで、お互いに自分たちの読者を増やして行きます。

 

 

経営学的には、この光景を頂上への競争と呼ぶのだと思います。

影響を与え合うことで切磋琢磨して、お互いのレベルが向上して、市場規模が拡大して行く競争なのだと思います。

 

現在(2016年)はインターネット経由で商品(本)を売買する時代ですから、 商品棚(本の陳列棚)は無限に存在しています。

一つの商品棚(本の陳列棚)を取り合うゼロサムゲームの競争は、もう時代遅れの競争なのだと思います。

書店で本を売る、通信販売で本を売る、インターネット経由で電子書籍を売ると、本の売り方にも、色々な売り方が存在する時代になっているのだと思います。

 

長い間、レギュラーコーヒー豆という商品が、日本の焙煎したコーヒー豆市場をほぼ独占して来ました。

大中小零細の珈琲屋が一つの商品棚を奪い合う、小規模零細の珈琲屋には勝ち目の無い寡占化への競争がはびこっている市場が、焙煎したコーヒー豆市場だったわけです。

 

その市場には、エカワ珈琲店クラスの小規模零細生業パパママ店の居場所など、ほとんど残っていませんでした。

僅かに、家庭向けの焙煎コーヒー豆市場(煎りたて新鮮な焙煎コーヒー豆市場)が残っていましたが、その規模は僅かなものでした。

 

2000年代後半頃までの焙煎したコーヒー豆市場は、大手・中堅コーヒー企業への寡占化が進行している市場(レギュラーコーヒー豆市場)で、業務店(レストラン、喫茶店)卸やオフィスコーヒーの市場については完全に、焙煎したコーヒー豆の家庭向け市場でも、相当に寡占化が進行しているという状況が存在していました。

 

体力勝負でお客さんを奪い合う完全なゼロサムゲームの世界で、本当の競争が存在していない寡占化した市場になっていたのだと思います。

本当の競争が存在しない市場だったので、アメリカからやって来たスターバックスコーヒーが、簡単に日本中を席巻して独り勝ちできたのだと思います。

 

しかし、最近(2010年代に入って)、焙煎したコーヒー豆市場で、レギュラーコーヒー豆の独占状態が崩壊しつつあるように感じられます。

2010年代に入って、日本のコーヒー市場にもスペシャリティーコーヒーブームがやって来て、「煎りたて新鮮、香りの良い焙煎コーヒー豆」に注目が集まるようになっています。

 

煎りたて新鮮で香りの良い焙煎コーヒー豆の市場は、プレーヤーが互いに切磋琢磨して競い合う「頂上への競争」が存在している、未開拓の成長市場なのだと思います。

ゼロサムゲームの寡占化した動きの少ない市場では無くて、拡大を続ける動きの大きい市場ですから、今後、多くの人たちがこの市場に参入して来て、より良い文化、より良い製品、より良い仕事、より多くの楽しさを作り出して行くのだと思います。

 

2010年頃までのエカワ珈琲店ですが、煎りたて新鮮、香りの良い焙煎コーヒー豆を求めているお客さんとインターネットを通じて出会うことで、何とか生き残ってきました。エカワ珈琲店の居場所は、そこにしか存在していなかったわけです。

 

2010年代に入って、スマートフォンが登場して来て、誰もがインターネットを活用する風景が日常となって、 焙煎したコーヒー豆の市場でも、本の市場と同様のことが起ころうとしているのだと思います。

飽和状態にあるレギュラーコーヒー豆市場と違って、「煎りたて新鮮、香りの良い焙煎コーヒー豆」市場は、現在のところ、それほど市場規模は大きくありませんが、今後、参入者が増加することによって急拡大して行く市場なのだと思います。

 

そして、「煎りたて新鮮、香りの良い焙煎コーヒー豆」市場での『頂上への競争』に参加できるのは、今のところ、レギュラーコーヒー豆市場から弾き飛ばされて、小規模な 「煎りたて新鮮、香りの良い焙煎コーヒー豆」市場で生き残って来たコーヒー豆自家焙煎店だけなのだと思います。

 

参考 

sethgodin.typepad.com

 

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