年老いた珈琲豆焙煎屋のブログ

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自家焙煎コーヒー豆は付加価値を高く設定しなければ・・・

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一般的に、仕入れた商品を小売販売する商売の粗利益率は、20~30%くらいだと言われています。 しかし、それは事業として商売を営んでいる場合であって、売上の少ない零細生業商売には当てはまりません。

粗利益率50%は最低限で、この国の平均的レベルの生活をおくるには70~80%くらいの粗利益率が必要だと思っています。

 

それをクリアできる生業小売商売は、製造小売商売しかありません。 街の小さな自家焙煎コーヒー豆小売専門店は、その条件をクリアできる生業商売だと思います。

年老いた珈琲豆焙煎屋は、人口30数万人の地方中核都市で、夫婦2人だけの零細生業パパママ商売を営んでいます。仕事は、自家焙煎コーヒー豆小売専門店の経営です。

 

自家焙煎コーヒー豆小売商売の粗利益率は、小売設定価格にもよりますが、一般的な小売商売の2倍~3倍くらいはあると考えています。

年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦が営んでいるエカワ珈琲店の売上では、それくらいの粗利益率が無ければ経営が成り立ちません。

 

30年前、エカワ珈琲店が喫茶店から自家焙煎コーヒー豆小売専門店に衣替えした頃、自家焙煎コーヒー豆小売商売の成功談が、日本のあちらこちらから聞こえて来ていました。

それら成功談の中で一番印象に残っているのが、夫婦2人とお手伝いに来てくれるパートの女性たちとで、100g300円平均で月間1トンの自家焙煎コーヒー豆を売って、夫婦2人が毎月50万円ずつ給料を取って、それにプラスして毎月数十万円の利益を出している街の珈琲豆自家焙煎店の話です。

 

我がエカワ珈琲店ですが、1990年代中頃から後半にかけてが自家焙煎コーヒー豆販売量の最盛期で、毎月350kg~450kgくらいの自家焙煎コーヒー豆をコンスタントに売り捌いていました。(2020年の現在は、その頃の4分の1くらいになっています。)

 

1990年代の中頃まで、大手・中堅コーヒー企業や地域ロースターの主戦場は、飲食店や宿泊施設などに焙煎したコーヒー豆を供給する業務卸事業でした。しかし、焙煎コーヒー豆の家庭需要が急拡大しているわけですから、当然、その分野に進出して来ます。

街の小さなコーヒー豆自家焙煎店が、大手・中堅コーヒー企業や地域ロースターと同じ土俵で戦って勝てるはずがありません。

 

年老いた珈琲豆焙煎屋は、最近、自家焙煎コーヒー豆は、できるだけ付加価値を高く設定するべきだと考え始めています。そのためには、地域でそれなりのブランドを構築する必要があると思っています。

 

この記事は、note にエントリーしている『自家焙煎コーヒー豆は付加価値を高くしなければ儲けられない/有料記事』の最初の部分を書き出しています。

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