エカワ珈琲店のブログ

和歌山市で営業している珈琲屋の雑話です

 
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地域密着型ネットワーク商売

 

2010年の地方の町ですが、高齢化に雇用の減少、それに賃金の低下と、いろいろな要因が重なって所得デフレの状況が深刻化しつつありました。

低所得世帯が増加傾向にある地方の町で流通小売の商売を営むなら、どのような小売商売が有効なのだろうかと考えると、低価格の商品を小売販売する商売ということになります。

 

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 2006年、発売された年の春に購入して読みました。その後、インターネットの普及が、社会の有様を変えてしまうだろうと考えるようになりました。

 

価格の高い商品を大幅に割引販売したりする安売り商法は、低所得世帯には通用しません。

価格の高い商品は、少々値引きしても、やはり値段が高すぎて購入できないわけです。

 

低所得世帯が増加して所得デフレが進行すると、高額商品の○○%引きという商法が通用しなくなるのだと思います。

低価格商品の品揃えを充実させる小売商売ですが、小規模零細商店では対応不可能な商売です。

 

時代の流れだということで、小規模零細商店がそのような商売を採用すれば、「廃業」や「倒産」という文字が近づいて来たりします。

時代の流れに適応しようとした小規模零細商店が力尽きてしまった姿、それが、地方の町のシャッター商店街なのだと考えたりもするわけです。

 

大手・中堅の流通小売企業や成長志向の流通小売企業のビジネスモデル、それは、その地域の消費需要の全てを吸収できるような商売の仕方なのだと思います。

大手・中堅、それに成長志向の流通小売企業は、その地域の消費需要を全て吸収するビジネスモデル構築の方向に進んでいたのだと思います。

 

これも、地方の町の商店街が、シャッター商店街となって行った原因の一つなのだと思います。

流通小売業の本質は地域密着型の商売にあるのだと思うのですが、地域密着型の商売で、大手・中堅・成長志向の流通小売業に、小規模(零細)な小売事業者が個々人で対抗することなど、2010年の地方の町では不可能でした。

おそらく、商店街単位で対抗することも、無理だったのだと思います。

 

ということで、地域密着商売で対抗するなら、唯一つ、その地域の色々な業種の小規模小売事業者でネットワークを作る手法しか無いのだろうと考えていました。

様々な業種の小規模零細事業者がチームを作って、チームで商売を営むネットワークビジネス、口コミを利用する商売ですが、それが一番有効な生き残り戦術だと考えていたわけです。

 

以上、2010年8月19日に「エカワ珈琲出来事/はてなダイアリー」に投稿した記事を少しだけ修正して再掲載した記事です。

 

追記/2017年2月22日

2010年当時、小規模零細店が、地域密着商売で大手・中堅の流通小売業に単独で対抗するのは無理だと、エカワ珈琲店は考えていました。

それから数年が経過して、2017年の現在では、小規模零細店は、大手・中堅流通小売業に対抗する必要は無いと考えるようになっています。

小規模零細店には小規模零細店の商売があって、インターネットの普及が、その後押しをしてくれています。

クジラにはクジラの商売が存在していて、アリにはアリの商売が存在しているのだと思います。