エカワ珈琲店のブログ

和歌山市で営業している珈琲屋の雑話です

 
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あるコーヒー豆自家焙煎店の失敗の研究

 

何故、大手のオフィスコーヒー専門会社の進出によって、我がエカワ珈琲店が、事業所(オフィス)向けのコーヒー豆配達業務から弾き飛ばされてしまったのか、整理整頓しておくことにします。(失敗の研究です)

 

Kalita 業務用コーヒーマシーン ET-350

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エカワ珈琲店の始まりは、事業所(オフィス)への焙煎コーヒー豆の配達からでした。

事業所(オフィス)への焙煎コーヒー豆の配達で安定的な収益基盤が確保されていたので、店舗での小売販売については、余裕を持って対応することができていたわけです。

大手のオフィスコーヒー専門会社が、エカワ珈琲店の地元、和歌山市に進出して来るまでは、業績は順風満帆で、昔の商店街の旦那さんの生活とは行きませんが、昔の個人商店の「おやっさん」的な生活はできていました。

 

ある日突然、都会から、大手のオフィスコーヒー専門会社が進出して来て、瞬く間に、我がエカワ珈琲店から、次々とお客さんを奪って行きました。

エカワ珈琲店の安定した収益基盤が、ある日突然、崩壊してしまったわけです。

そして、壊滅的な打撃を受けたエカワ珈琲店は、貧乏な生活へと坂道を一直線に転がり落ちて行くことになります。

 

で、何故、事業所(オフィス)への焙煎コーヒー豆配達から弾き飛ばされてしまったかという事です。

理由は簡単で、我がエカワ珈琲店の、『焙煎コーヒー豆』という商品に対する考え方が「あやふや」だったからです。

 

エカワ珈琲店の焙煎コーヒー豆を、どこにでもある「焙煎したコーヒー豆製品」として、事業所(オフィス)に買ってもらっていたからです。

どこにでもある焙煎したコーヒー豆ですから、価格競争・付帯サービスの競争・営業力の競争と、多種多様な競争の渦の中に巻き込まれてしまって、それらの何れにも劣る個人商店は、事業所(オフィス)向け焙煎したコーヒー豆市場から弾き飛ばされてしまったわけです。

 

手作りで焙煎加工したコーヒー豆を、ただ単なる「実体のあるモノ」として販売していた事の報いでした。

「値段は幾らにします」、「定期的に購入してくれたなら、こういうサービスをさせてもらいます」というふうに、購入者側が客観的に評価できる商品として焙煎したコーヒー豆を販売していたので、いとも簡単に事業所(オフィス)向け焙煎したコーヒー豆市場から弾き飛ばされてしまったのだと反省しています。

 

ということで、最近は、焙煎コーヒー豆を「実体のあるモノ」として購入してもらうのではなくて、「雰囲気的なモノ、何かを感じてもらえるモノ」として購入してもらう方法を模索しています。

旧態依然たる商売の手法では、零細な個人商店が大手・中堅の事業者に太刀打ち出来ないわけですから、少し趣向を変えた商売の手法を採用する必要があるわけです。

 

何といっても、時代の動くスピードが速くて、市場が突然変異的に変化し続けているのが現在ですから、ちょっと趣向を変えるだけで面白いことが起こるかもしれません。

現在は、「失敗するのは当たり前の時代」ということですから、小さな失敗は怖く無いということで、ちょっと趣向を変えた商売の手法を、いろいろと試してみようかと考えています。

そのようにして、臨機応変に商売を楽しむことができるのも、零細な個人商店の特権なのだと思います。