エカワ雑記店

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「人の倍働く」が通用しなくなって、小規模零細商売の衰退が始まりました

 

30年前の昭和の時代の小売業界・飲食業界は、大・中・小の棲み分けができている業界でした。大手・中規模の事業者が、小規模零細事業者の領域に入って来て事業を営むことなど、まず有り得ないことでした。

何故かというと、小売業界・飲食業界は労働集約型の業界で、経営者やその家族が朝から晩まで時間給という概念を忘れて、普通のサラリーマンの倍以上働いている小規模零細事業者と競争しても、大手・中規模事業者に勝ち目がなかったからだと思います。

 

マーケティングの神話 (岩波現代文庫)

マーケティングの神話 (岩波現代文庫)

 

脱サラして珈琲屋商売を始めた頃、日本経済新聞社刊行の「マーケティングの神話」がベストセラーになっていたのを覚えています。まだ、「人の倍働く」が通用していた頃のことです。この本を購入したのは、2000年代の中頃で、その頃には「人の倍働く」が通用しなくなっていました。

購入したのは、岩波現代文庫版です。

 

それが、バブル経済が崩壊して失われた20年が始まって、事情が変わってしまいました。それほど人件費に気を使う必要が無くなって、生産性の低い小規模零細事業者の領域に大手・中規模事業者が入って来れるようになって、棲み分けが無くなってしまった結果、競争力で劣る商店街が衰退して、小規模零細事業者の廃業が相次いだわけです。

 

21世紀に入ってからは、『人の倍働く』という、小規模零細事業者の生き残り方法が完全に無力化してしまいました。20世紀には存在していた、大中小の棲み分けが無くなってしまったわけです。

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そのような時代、小規模零細事業者が、どのようにしたら生き残っていけるのか考えると、その方法は、特定の消費者にサービスを提供する少量生産・少量消費型ビジネスに特化することしか思いつきません。

 

年齢に関係なく、時代に背を向けること無く、経験(スキル)を積み重ねて、技術を磨いて、知識をどん欲に吸収して時代とともに変化していかなければ、生き残るのが難しい時代になっているのだと実感しています。

『20世紀の時代が懐かしい』と感じている、60代も後半に到達している小規模零細事業者には、厳しい時代であることだけは確かです。

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