江川珈琲店のブログ

「エカワ」は音声検索で表示され難いようなので、またまた、「江川珈琲店のブログ」にブログタイトル名を変更しました。

コーヒー産業とベンチャーキャピタル

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コーヒー産業はベンチャキャピタルと縁の無い産業だったそうですが、4年くらい前、アメリカでサードウェーブコーヒーの先頭を走っているスタンプタウンコーヒーとインテリジェンシアコーヒーがベンチャーキャピタルから資金を調達、続いてブルーボトルコーヒーもベンチャーキャピタルから資金を調達しました。

 

スタンプタウンコーヒーとインテリジェンシアコーヒーは、ドイツ資本のJABホールディンググループに買収され、ブルーボトルコーヒーも去年(2017年)の秋、ネスレが株式の約70%を約500億円で購入しています。

スタンプタウンコーヒーやインテリジェンシアコーヒーに投資したベンチャーキャピタルもある程度の利益を得たはずですが、ブルーボトルコーヒーに投資したベンチャーキャピタルは、昨年(2017年)秋に発表されたネスレのブルーボトルコーヒー株買取で相当な利益を得たはずです。

 

アメリカの新興コーヒー企業がベンチャーキャピタルから調達した資金ですが、2018年の前半だけで、2017年にアメリカ新興コーヒー企業が調達した資金の約4倍6億ドルに達しているそうです。そして、2018年中にアメリカ新興コーヒー企業がベンチャーキャピタルから調達する資金ですが、10億ドルに達するだろうと予想されているようです。

ネスレのブルーボトルコーヒー株買収が、ベンチャーキャピタルによる新興コーヒー企業投資の起爆剤となったようです。

 

というように、アメリカでは、小規模な珈琲屋さんでも、ベンチャーキャピタルの興味を得ることができれば、ベンチャーキャピタルの支援を受けて、大手中堅コーヒー企業と互角に勝負できる環境が存在しているという話が伝わってきます。

日本では、小規模な珈琲屋さんが、ベンチャーキャピタルの支援を受けているという話は聞いたことがありません。しかし、近い将来、必ずそういう話を聞くようになるだろうと期待しています。

 

4年前、アメリカのベンチャーキャピタルが興味を持っていたのは、喫茶店と焙煎コーヒー豆の業務卸で業績を伸ばしていたサードウェーブの珈琲屋さんだったわけです。

昨年から今年にかけて、ベンチャーキャピタルから資金を調達している新興コーヒー企業には、コールドブリューコーヒーの瓶詰や窒素を挿入した缶詰コーヒーなど、冷たいRTDコーヒーを製造販売する珈琲屋さんが多いようです。

 

アメリカでは、街で飲むコーヒーの市場の成長スピードが鈍化していて、家庭など街以外で飲むコーヒーの市場が復調して来ているのかもしれません。

コーヒーがブラックコーヒーだけだった時代は相当昔に終わっていて、ブラックコーヒーとホワイトコーヒーの時代も終了しているのだと思います。現在は、冷たいコーヒーの分野で革新的なコーヒードリンクが登場しています。

 

ベンチャーキャピタルは、冷たいコーヒーのカテゴリーに興味を持っているようで、その分野で革新的な商品を作っているなら、小規模な珈琲屋さんであっても、ベンチャーキャピタルの支援を受けることができるようです。

将来、日本でも、ベンチャキャピタルの支援を受けた小規模な新興コーヒー企業が、大手・中堅のコーヒー企業と対等に、あるいは凌駕する場面を見ることができるかもしれません。楽しみです。