江川珈琲店のブログ

「エカワ」は音声検索で表示され難いようなので、またまた、「江川珈琲店のブログ」にブログタイトル名を変更しました。

徒歩数分、エカワ珈琲店から一番近い買い物スポットは七曲り市場

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昭和の頃、和歌山市を代表する食品市場だったのが七曲り市場です。昭和45年に和歌山国体が開催されて、その翌年、街中を走っていた路面電車が廃止になった頃までは、連日、買い物客が溢れていて1万円札が舞っていたのを覚えています。

 

昭和50年代になると、徐々に客足が遠のき始めて、年号が昭和から平成と変更された頃には、スーパーマーケットにお客さんの大半を奪われて、客数減少の顕著さは誰が見ても明らかでした。そして、21世紀に入った頃には、閑古鳥の鳴く商店街になっていたわけです。

 

昭和の頃の七曲り市場には、たくさんの店がひしめき合っていました。しかし、接客態度に疑問符がつく店が多かったのを記憶しています。

市場内に持ち帰り(テイクアウト)と配達(デリバリー)が専門のお寿司屋さんがあって、その店のお寿司がものすごく美味しいということで、七曲り市場全体が斜陽化しても、そのお寿司屋さんにだけは行列が出来ていました。

 

そのお寿司屋さんの店内では、店主の母親くらいの年齢の女性が接客していたのですが、その女性がお客さんを怒鳴り散らしている光景を頻繁に目にしています。小生も、何回か怒鳴られた記憶があります。それも、理不尽な理由で・・・。

店主が65歳になって、公的年金と貯えと趣味の株式投資で食べて行けるからと、店じまいを決めた頃、店主と会話していたお客さんが、「もう何年も、お母さんの姿を見ないけど、元気ですか」と尋ねる光景に出くわしたことがあります。

店主が、「あの人は雇っていた人で、今時、あんな接客をされたら、もっと早く店じまいになっていましたよ」と答えていたのが印象に残っています。

 

最近、1週間に1度から2度くらい、小生か妻か、どちらかが七曲り市場で買い物をするようになっています。

お肉屋さんが2店舗、魚屋さんが5店舗、八百屋さんと果物屋さんが1店舗ずつ、お菓子屋さんが2店舗、お花屋んが1店舗、薬屋さんが1店舗、焼き鳥屋さんが1店舗、ハンコ屋さんが1店舗等々、10数店舗のお店が頑張っています。

 

それぞれの店ですが、食品スーパーの商品に満足できない消費者でも、十分に満足するレベルの商品が揃っていて、一度、七曲り市場を利用すると、お肉や野菜や魚を購入するのに、わざわざ足を延ばして食品スーパーに買いに行くのが馬鹿馬鹿しくなります。

 例えば、まる彦さんと食品スーパーの肉を比べると、例えば、まる彦さんの前で商売している八百屋さんの野菜と食品スーパーの野菜を比べると、例えば、焼き鳥屋さんの焼き鳥と食品スーパーの焼き鳥を比べると、その気持ちが理解できると思います。

 

現在(2018年秋)も七曲り市場で商売を続けているお店ですが、昭和の頃と違って、自店を贔屓にしてくれるお客さんに奉仕する商売をしているのだと思います。

不特定多数の消費者をターゲットとする食品スーパーの商売とは、基本的な部分で異なっているように思います。

もちろん、各店舗の接客ですが、繁盛している頃の、あの横柄な接客態度ではありません。「店舗商売の基本は接客にあり」ということを理解したのか、昭和の頃のあの横柄な接客態度は影を潜めています。