年老いた珈琲豆焙煎屋のブログ

コーヒー情報記事を専門にエントリーしているブログです。年老いた珈琲豆焙煎屋の稼ぎ頭のブログです。

焙煎コーヒー豆を適切に保管するための基礎知識

家で美味しいコーヒーを楽しむための基本条件は、品質(香りや風味)の良い新鮮な焙煎コーヒー豆を購入して、その焙煎コーヒー豆の香りや風味を最大限に保てる方法で保管しておいて、新鮮なうちに消費することだと考えています。

ということで、年老いた珈琲豆焙煎屋が考えている、焙煎コーヒー豆を適切に保管する方法を紹介させて頂きます。 

 

【参考】美味しいコーヒーを楽しむなら、購入する焙煎コーヒー豆の焙煎日確認は必須だと思います。

www.ekawacoffee.work

 

目次

気密性の高いキャニスターに焙煎コーヒー豆を入れて冷暗所で保管する

保存中の焙煎コーヒー豆を劣化させる最大の原因は、「空気と熱と湿気と光」です。

焙煎コーヒー豆の新鮮な風味を保つには、不透明な気密性の高い容器に焙煎コーヒー豆を入れて室温(常温)で保存するのが一番適しているようです。

透明なガラス容器で焙煎コーヒー豆を保存して置くと、見た目綺麗ですが、光が焙煎コーヒー豆を劣化させる可能性があります。

できれば、光を通す透明な容器に焙煎コーヒー豆を入れて保管するのは避けた方が良いと思います。

焙煎コーヒー豆は、暗くて涼しい場所に保管するのが鉄則です。日差しの強い場所での保管はNGです。

エカワ珈琲店が販売している自家焙煎コーヒー豆の場合だけかもしれませんが、焙煎コーヒー豆を入れている小売包装袋は、焙煎コーヒー豆の保管に適していません。

できれば、気密性の高い焙煎コーヒー豆保管用キャニスターに移し替えて保管するのが賢明だと思います。

 

できるだけ新しい焙煎コーヒー豆を購入して、1か月以内に消費する。

焙煎コーヒー豆を美味しくお召し上がりできる期間は、焙煎日以後1か月くらいまでが目安だと思います。

焙煎日を確認できる新鮮な焙煎コーヒー豆を購入して、その焙煎コーヒー豆を焙煎日から1か月以内に消費するのがベストだと思います。

できれば、幾つかの保管容器を用意しておいて、焙煎コーヒー豆を小分けして保管するのが賢明だと思います。

また、焙煎コーヒー豆の姿のままで購入して、コーヒーを淹れる直前に粉砕するのがベストです。

 

焙煎コーヒー豆の冷蔵庫保存と冷凍保存

焙煎コーヒー豆は吸湿性・吸水性が高いので、周囲の湿気に含まれているニオイや味を吸収してしまいす。

様々なニオイや味の食品が保管されている冷蔵庫での焙煎コーヒー豆の保管は、できれば避けるべきだと思います。

どうしても冷蔵庫で焙煎コーヒー豆を保管する場合は、気密性の高い容器に入れて保管する必要があると考えます。

焙煎コーヒー豆を冷凍庫で凍らせて保管すると、酸素と触れた時の酸化スピードが速くなります。(相当な低温でなければ凍らないと思いますが)

冷凍庫には酸素が含まれているので、酸素との接触を避ける必要があります。

また、焙煎コーヒー豆を凍結させると、焙煎コーヒー豆の品質を変えてしまう可能性があると考えます。

どうしても、焙煎コーヒー豆を冷凍庫保存するのなら、ジップロックなどの気密性の高い容器に焙煎コーヒー豆を入れて、冷凍能力の弱い冷凍庫で保存するのがベターだと考えています。

追記

焙煎コーヒー豆専用の冷蔵庫があれば冷蔵庫保存がベストだと思いますが、普通の家庭で焙煎コーヒー豆専用の冷蔵庫を用意するのは難しいと思っています。

www.ekawacoffee.work